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Aside
〈ライブハウス〉
狛枝「いや、ちょっと気付いた事があるんだよ。それを確認させて貰っていいかな？あっ、罪木さーん！ちょっといいかなー？」
凪斗はみかんちゃんを呼んだ
罪木「あ、あの･･･どうかしましたかぁ？」
狛枝｢ちょっと聞きたいんだけどさ･･･澪田さんの死因って、ロープで首を吊った事で間違いないんだよね？｣
罪木｢は、はい･･･他に外傷もありませんし、彼女が首を吊って死んだのは間違いありません｣
狛枝｢そっか、なるほどね･･･澪田さんは首を吊って死んだんだね｣
日向｢そんなの･･･最初に死体を見つけた時点で、ハッキリしてるじゃないか｣
狛枝｢それもそうだね！うん、納得したよ！じゃあ、このロープには大した手掛かりはなさそうだね｣
A『･･･！』
このロープ･･･”強くこすった”みたいになってるところがある･･･
これって･･･
A『凪斗･･･待って』
私は凪斗の袖を掴んだ
狛枝｢どうやらAも気付いたみたいだね。今回の犯人に･･･｣
A『･･･うん』
凪斗は私を抱きしめた
狛枝｢Aには悪いけど･･･今回の犯人は絶対に許す訳にはいかないんだよ｣
A『そう･･･なんだ･･･』
狛枝｢この事は日向クンには内緒しておいてね｣
凪斗は私の唇に指を乗せた
A『･･･うん』
狛枝｢じゃあ捜査頑張ってねボクのA｣
A『凪斗も頑張って･･･頼りにしてるよ』
凪斗は私の頭を撫でた後別の場所へ向かってしまった
七海｢ねぇ、A･･･このカーテン中途半端な長さだよね｣
私はカーテンを見た
確かに横の長さが足りてなく、ステージの端から端まで届いていなかった
A『そうだね･･･長さが合ってないって事は･･･ライブハウスのじゃなくてスーパーから持ってきたみたいだね』
七海｢うん、裏側に仮止め用のテープが貼ってある。あそこのカーテン全部そうだよ｣
A『そこまでするって事は･･･』
七海｢この犯行にどうしても必要な物だったんだろうね｣
日向｢･･･どう必要だったんだ？｣
七海｢･･･さぁ？｣
A『ごめんね･･･まだわからないんだ』
日向｢まぁ･･･そう簡単にわかったら苦労しないよな｣
私達は引き続き捜査をした
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作者名：メロン | 作成日時：2024年1月6日 2時
