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日向side
〈映画館〉
モノクマ「あのね、日向クンはこの映画を見ない代わりに150万円でモノクマステッカーを購入したんだよ。ほら、せっかくだからAさんと狛枝クンにも見せてあげなよ」
日向「･･･や、やめろ！」
抵抗も虚しく、モノクマは俺のポケットから例のステッカーを取り出すと･･･
モノクマ「ほら、これだよ！」
「バカで生まれて来てスミマセン」
狛枝「こ、これを買ったんだ･･･しかも150万円で･･･！」
A『日向くん･･･』
Aに呆れられた･･･
モノクマ「うぷぷ･･･だけど結局は見るんだってさ」
A『日向くん、もし払えなかったら私も出すから安心してね！』
日向「あ、ありがたいが･･･やっぱり自分で払うから大丈夫だ」
A『そっか･･･』
金目的でAには頼りたくない
金で繋がる友情なんて偽りだからな
日向「･･･モノクマ、招待券をくれ」
モノクマ「はーい！では、これをどうぞ！その招待券にも記してあるけど、今日という日のこの回のみ有効となっております」
それとこの招待券は1人につき1枚しか配布してないらしい
モノクマ「招待券に今日のスタンプを押したから、ずるはできないんだからねー！」
日向「安心しろ･･･どっちにしろ1回しか見る気はない･･･」
モノクマ「じゃあ、ボクは映写の準備をしてくるので、ちょっくら待っててくださいねー」
モノクマは去っていった
狛枝「あ、日向クン･･･その招待券なんだけど、大事に取っておいた方がいいと思うよ」
日向「･･･は？なんでだよ？」
狛枝「いいから、いいから、お守り代わりだよ」
とりあえず、モノクマの準備が終わるまで、しばらく待ってるか･･･
日向「なぁ、A」
A『･･･？どうしたの日向くん』
日向「Aはもう映画を見たんだよな？」
A『そうだよ』
日向「･･･一緒に見たかったのにな」
俺は小声で呟いたはずなのに･･･
A『･･･え？//』
Aに聞こえてしまっていた
日向「･･･//」
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作者名：メロン | 作成日時：2024年1月6日 2時
