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Aside
〈倉庫〉
倉庫を捜査していたらある壁紙があった
A『あ、この壁紙･･･端の部分だけ破れてる』
日向｢これはどういう事だ？｣
破れてる所･･･さっきの厚紙と一致しそう･･･
日向「気になるのはこの壁紙くらいか･･･」
A『じゃあ後はみかんちゃんの検死結果を聞くだけだね』
日向「あぁ･･･」
私達は倉庫を出てみかんちゃんの元へ行った
〈ライブハウス〉
A『みかんちゃんどう？』
日向「そろそろ何かわかったんじゃないか？」
罪木「うるるるぅ･･･！それが･･･あんまり芳しくないんですぅ！でも、私のせいじゃないですよぉ！このライブハウスが暑過ぎるせいですぅ！」
みかんちゃん曰くこの暑さで死亡時刻が推定できないみたい
日向「暑さのせいって･･･そういうモンなのか？」
A『確か死体が温めらたり冷やされたりしちゃうと正確な死亡時刻がわからなくなっちゃうんだよね』
罪木「は、はい そうなんですぅ」
もしかしたら･･･それが犯人の目的だったのかも･･･！
犯人は2人の死亡推定時刻を誤魔化す為に
暖房を使ってライブハウスの中を暑くした･･･
罪木「も、もし犯人の仕業だとしても･･･死亡推定時刻を誤魔化す必要があったんですかねぇ？」
日向「そうだよな･･･俺とAが目撃している以上、2人の殺された順番は明らかだったはずだ。最初に澪田で･･･次に西園寺だ･･･」
うーん･･･ほんとにそうなのかな･･･？
罪木「それに･･･これが”見立て殺人”である以上、殺された順番は間違いないはずですしね･･･」
日向「･･･え？見立て殺人？」
七海「あれ、日向くん知らないの？当然みんな知ってるモンだと思ってたよ」
A『ほら、童話や言い伝えとか特定の何かに見立ててその筋書き通りに行われていく殺人の事だよ』
七海「推理小説とか推理漫画とか推理ゲームだと、食傷気味なほどお馴染みじゃん」
A『うんうん！』
日向「その、フィクションで御馴染みの”見立て殺人”が今回の事件とどう関係してるんだよ･･･」(A･･･嬉しそうだな)
罪木「だって･･･殺された順序とか殺され方からして、間違いなく”あの映画”の見立てじゃないですか･･･」
日向(･･･あの映画？)
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作者名：メロン | 作成日時：2024年1月6日 2時
