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Aside

〈ライブハウス〉



九頭龍「もし、ここに何かをつっかえ棒みてーにしたら・・・どうだ? 鍵が掛かったみてーに、ドアが開かなくなると思わねーか?」



日向「つまり・・・このドラムスティックをつっかえ棒の代わりにしたって事か?」



九頭龍「折れたドラムスティックがドアの前に落ちてた事がその証拠になるはずだぞ・・・」



A『だったら・・・犯人はどうやって逃げたの?』



九頭龍「・・・あ?」



日向「ライブハウスには窓すらないんだぞ。唯一の出入り口がこの扉なんだ」



A『内側からつっかえ棒をしたら、犯人が外に逃げられなくなるんじゃない?』



九頭龍「ひょっとすると・・・犯人はオレらがライブハウスのドアを破った時、まだ中にいたのかもしんねーな・・・」



九頭龍くんの話を聞いている時・・・七海ちゃんが私の手を引いた



七海「ねえA・・・これ見て」



A『!これって・・・』



私はある物を見た



それはドアが接する部分に付いている変な塊だった



七海「2人に知らせよう」



A『うん!』



七海「ちゃんとかっこいい登場でね」



A『・・・・・・え?』



九頭龍「おーし、ぜってーに見つけてやる・・・!今度こそ逃がさねーぞ・・・!」



七海&A「『・・・話は聞かせて貰ったよ』」



登場の仕方・・・これで合ってるの・・・?



日向「Aと七海・・・なんか無駄にカッコイイ登場だな・・・」



七海「折れたドラムスティックもそうなんだけどさ、他にも興味深い物を見つけたんだよね」



日向「・・・他にも?」



A『ほら、右側のドアと左側のドアが接する部分に、変な塊がこびりついてるでしょ?』



日向「ホントだ・・・なんだこれ?ゴムにしてはちょっと硬過ぎだし・・・」



七海「・・・・・・」



七海ちゃんはその半透明な塊を指で掻き出すようにして・・・



七海「・・・ぱくっ」



と食べてしまった



A『ちょ、ちょっと七海ちゃん!?』



日向「どうして、口に入れるんだっ!?」



七海「うーん・・・もぐもぐ・・・・・・あ、工作室の臭いがするよね」



日向「工作室・・・?」

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作者名:メロン | 作成日時:2024年1月6日 2時

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