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Aside
〈ライブハウス〉
A『最初・・・私は凪斗とあかねを看病してたよ』
日向「最初・・・?」
A『うん・・・その後凪斗が危ない状況になっちゃったでしょ?』
日向「あぁ・・・」
A『だから私は凪斗しか見れなかったの』
狛枝「嬉しい事言ってくれるねA」
日向「おい、そっちの方向で考えるな」
狛枝「あーはいはい」
日向(絶対わかってない)
A『で、あかねと唯吹の看病は全部みかんちゃんが見てくれたんだと思う』
狛枝「・・・思う?」
A『じ、実は・・・私それ以降2人の様子を”見てない”の・・・それに唯吹とは着替えの時から会ってないんだ』
狛枝「・・・やっぱりか」
日向「狛枝・・・なんで急にそんな事聞くんだよ」
狛枝「気になってさ・・・」
日向「何が?」
狛枝「Aがボク以外の人を看病したのかをね」
日向「・・・・・・A行くぞ」
A『うん・・・』
狛枝「でも日向クン・・・今の話は絶対重要だから・・・忘れないでね・・・」
日向「わ、わかった!」
狛枝「じゃあね・・・A」
A『・・・・・・』
私は頷き凪斗に手を振った
その後しばらく捜査していると九頭龍くんが私達に話かけた
九頭龍「おい、日向、A・・・これを見てみろよ」
日向「ん? 何をだ・・・?」
A『ドアの前に落ちてる物だね』
ドアの前に落ちていたものはドラムなどを叩くスティックだった
日向「このスティック折れてるみたいだけど・・・どうしたんだ、これ?」
九頭龍「そんな物がライブハウスのドアの前に落ちてたとなると・・・これって、とんでもねー手掛かりなんじゃねーか?」
A『・・・どうして、これが手掛かりなの?』
九頭龍「思い出してみろ・・・オレらがこのライブハウスに来た時の事をよ」
日向「中に入ろうとしたら鍵が掛かってて・・・」
A『それで日向くん、九頭龍くん、七海ちゃん、みかんちゃんの4人で扉を開けて・・・』
九頭龍「だけどな・・・調べてみたら、このドアには鍵なんてモンはねーんだよ」
日向「・・・えっ?」
A『でもこのドアは内側に開くようになってるね』
九頭龍「あぁ、それに取っ手はこんな形だ」
それは棒1本入りそうな窪みがある形だった
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作者名:メロン | 作成日時:2024年1月6日 2時