希望の少女は誘われますⅩ (ページ27)

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Aside

〈？？？〉

A『･･･え？』

病院でさっきの事を考えていたら

いつの間にか”あの夢”の中にいたみたい

でも視界は真っ暗でも水中でもなかった

ここは･･･学校の屋上？

下を見るとたくさんの人達が血塗れになって死んでいた

A『何･･･これ･･･』

それと･･･微かに聞こえる会話･･･

？？？「･･･は一生僕だけのものです。あなたにも･･･にも渡さない」

？？？「はぁ？アタシから･･･先輩を奪えられるとでも思ってんの？」

？？？「もちろんです･･･あなたの思い通りにはさせない」

？？？「やれるもんならやってみろ･･･ここに宣言してあげる♡･･･先輩は【絶望の少女】だ」

？？？「いいえ･･･彼女は《希望の少女》です」

一体･･･誰の話をしてるんだろう･･･？

すると･･･景色が変わり

私はビルの屋上にいた

？？？「･･･あなたは僕の人生のパートナーです」

誰かが私に向かってそう言った

この声は･･･日向くん？

ただ声の高さが違う･･･

じゃあこの人は･･･あの時の･･･？

そこで視界が明るくなった

※狛枝くん普通の喋りに戻します Aちゃんが訳した後的な感じで読んでくださいちょっと長文になるとあれなんで･･･すいません！

〈病室2〉

A『これは･･･誰の記憶･･･？』

と言った瞬間･･･

凪斗が目を覚ました

狛枝「A･･･」

A『凪斗･･･具合はどう？』

狛枝「昨日よりは良くなったよ」

A『そっか･･･』

狛枝「･･･」

A『水･･･取ってくるね』

立ち上がった瞬間･･･凪斗が上着を掴んだ

A『･･･凪斗？』

狛枝「さっき･･･夢を見たんだ」

凪斗も夢･･･見てたんだ･･･

狛枝「Aが離れて行っちゃう夢」

A『･･･！』

狛枝「いくら呼び掛けても手を伸ばしても振り向いたり届きもしなかった」

A『･･･』

狛枝「そしてAが走った先には日向クンがいたんだ」

A『･･･え』

狛枝「そこで夢は終わった･･････ねぇA･･･」

凪斗は私の頬を撫でた後

狛枝「ボクから絶対離れないでね」

A『うん！』

と言いながら私に口付けをした

あの夢は一体なんなんだろう･･･？