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日向side
〈病室2〉
A『･････････』
Aは狛枝の看病に没頭していて
俺が病室に入った事も気付いてない･･･
もしかして･･･ずっとこうして看病してるのか？
日向「なぁ、A･･･」
A『･････････』
日向「おーい･･･A」
A『･････････』
何度呼びかけても反応はない･･･
俺に背中を向けたまま、狛枝の看病に集中している
俺はそんなAの顔を覗き込むようにしながら･･･
日向「なぁ、A･･･大丈夫か？」
A『･･･あ、日向くん』
日向「･･･やっと気付いたか」
A『気付かなくてごめんね』
日向「いや、大丈夫だ」
A『もしかして･･･凪斗のお見舞い？』
日向「まあ･･･そんなとこだ･･･でもAの方が辛そうだ。少し休んだ方がいいんじゃないか？」
A『･･･ううん。大丈夫』
日向「･･････そうか」
A『日向くん･･･』
日向「どうした？」
A『じっとしてて･･･』
Aはそう言い俺に近付いた
日向「･･････は//」
そして俺の頬に口付けをした
A『おやすみ･･･』
Aは微笑んだ
日向「あ、あぁ･･･//」
A『じゃあ私は凪斗の看病に戻るね』
日向「頑張れよ」
A『うん！ありがとう』
Aは狛枝の方へ体を向けた
俺の話は･･･伝わったかな？
でも、あんなに頑張ってるんだ
これ以上ジャマするのも悪いよな･･･
そんな気がして･･･俺は大人しくロビーに戻る事にした
Aside
〈病室2〉
あれ･･･？
私･･･さっき日向くんに何したの･･･？
まったく記憶がない･･･
A『･･･嫌な事してないといいけど･･･』
私は呟き看病へ戻った
日向side
〈病院 ロビー〉
九頭龍「･･･おう、Aの様子はどうだ？」
日向「狛枝より辛そうだったぞ･･･おそらく一睡もしてないみたいだ」
九頭龍「Aの方が心配だな」
日向「あぁ･･･で、そっちはどうだったんだ？通信はもう終わったのか？」
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作者名：メロン | 作成日時：2023年12月12日 16時
