希望の少女は誘われますⅩ (ページ12)

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Aside

〈レストラン〉

終里「クズン･･･私が弱いせいで･･･グスッ、グスッ･･･迷惑ばっかり掛けてごめんねぇ･･･」

狛枝「決めた！ボクAと心中する事にするよ！」

と凪斗は私の両手を握った

A『ダメ･･･！まだ死んじゃダメだよ！』

日向「終里も狛枝も澪田も･･･大人しくしてろ！」

狛枝「違うよ･･･ボクは狛枝凪斗じゃないよ･･･白状するとね･･･狛枝凪斗って言うのは偽名なんだ。今まで隠しててゴメンね」

澪田「へぇ、そうだったんですね！」

西園寺「また信じてる！真面目だっ！」

狛枝「いやー、それにしても気分爽快だね！この絶望病はなんて素晴らしいんだろう！絶望！絶望！絶望！絶望！絶望！」

A『凪斗･･･？』

狛枝「最高だよ！早くみんなも感染するといいんだよ！ボクらは終わりだ！ボクらはこの絶望病で死に絶えるしか･･･な･･･ない･･･ん･･･だ･･････よ･･････」

「ドサッ！」

凪斗は倒れてしまった

A『凪斗！』

私は凪斗の体を起こし支えた

左右田「うおっ！遂にぶっ倒れやがった！」

罪木「こ、狛枝さぁん！？」

モノクマ「うぷぷ。新しい動機も与えたし、これからどんな展開になるのかな？楽しみ過ぎるから、ボクは全裸で待機させて貰おーっと！」

と言いながらモノクマさんは去っていった

A『た、大変だよみんな！･･･な、凪斗が泡吹いてる！』

西園寺「ホントだ！見た事ない色の泡を吹いてる！」

田中「もやもやとした珍しい色だ･･･まるで魔界の海を彷彿とさせるぞ･･･！」

罪木「この際、色はどうでもいいですから、急いで病院に運びましょうよぉ！」

日向「･･･わかった！ A手伝うぞ！」

A『ありがとう･･･日向くん』

日向くんは凪斗の腕を首に回し担いでくれた

ソニア「えっと･･･終里さんや澪田さんはどうしましょう！」

九頭龍「連れてくに決まってんだろ･･･放って置くと何をするかわからねーからな･･･おい、テメーらは歩けるか？」

澪田「確認します！右足と左足を交互に出せばいいんですね！」

終里「うぇぇぇぇん･･･待ってよぉ･･･あ、歩くから置いてかないでよぉ･･･！」

日向「じゃ、じゃあ･･･行くぞ！」

私達は大急ぎで病院へと向かった