無口な少女は悪魔学校へ通う

#31一緒のクラス ページ19

〈リビング〉

オペラ「魔茶をどうぞ」

イルマ「ありがとうございます」

オペラ「A様もどうぞ」

『ありがとう･････ございます』

オペラ「･････」ぺこり

サリバン「イルマくーんAちゃーん今日のクラス発表だけどイルマくんとAちゃんは特別なクラスにしといたよ」

イルマ「特別･････？」

『･････？』

サリバン「ほーらイルマくん達目立ちたくないって言ってたでしょ。だからおじいちゃんその願い･････叶えてあげた！」

イルマ「あ、ありがとうございます。僕達のために」

『ありがとう･････ございます』

サリバン「いいの、いいの。」

外からクララとアズくんの声が聞こえた

クララ「イルマち〜Aち〜」

アズ「おはようございます。イルマ様、A様」

サリバン「お友達も一緒のクラスにしといたからね。アブノーマルクラスだよ」

イルマ「アブノーマル」

『クラス･････？』



〈外〉

アズ「イルマ様、A様と一緒のクラスですか〜！嬉しいです。」

イルマ「あ、ただ問題児クラスって言って問題児を集めたクラスらしいんだけど･････」

『はあ･････』

アズ「イルマ様、A様」

イルマ「え？」

『･････？』

アズ「イルマ様達と一緒であれば私にとってはこの上ない最高のクラスです」

イルマ「あ、そ、そうか･････」

『なら･････良かった』

アズ「そういえばどうしてイルマ様とA様は歩いて登校なさるのですか？」

イルマ「あ、えーとやっぱりアズくんやクララも飛べるの？」

アズ「もちろんです。悪魔は皆、飛ぶことが出来ますから。はっ！イルマ様とA様はもしや･････」

イルマ(まさか人間って)

(バレた･････？)

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