怪物屋が大好きな狐の少年 (ページ5)

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給仕係ページ5

泥田坊？「失礼します」

A「お～キタキタ！」

隠神「昨日ぶりだな待ってたぜ」

A「僕達のこと覚えてる？」

泥田坊？「はい」

泥田坊？「朝食です失礼します」

隠神「待て待て待て！」

隠神「ったく… はい自己紹介おじさんこういう者です」

A「オカルト専門の探偵みたいなものなんだけどここへは調査できているんですよね」

隠神「いろんな人の話聞きたいわけ」

「「いただきます」」

A「君毎日畑にいるんですよね？なんか変なことありませんでした？」

隠神「飯のついでに聞かせてよ」

泥田坊？「では朝食のあとに」

隠神「ん？」

泥田坊？「飯がまずくなります」

A「ああそんなこと気にしなくていいですよ！僕たちそういう耐性があるんで」

隠神「肉食べながらスプラッタとか？」

泥田坊？「いえそうではなく宿の人もみんな俺と一緒に食事をとることはありません」

泥田坊？「俺は臭うそうです」

A「そうですか？」

隠神「男が臭いなんか気にするなよおじさんとこの職場なんか男所帯だからなくっせえぞ～女の子みんなこんな顔して出てくからな」

泥田坊？「そうですか」

泥田坊？「あのそういうことなら…」

A「遠慮せずに話してください」

泥田坊？「調査というのは腐った家畜の死体のことですよね」

隠神「君なんでそれ知ってるの？」

A「女将さんは子供には黙ってるって言っていましたよ？」

泥田坊？「死体の始末を任されるので」

泥田坊？「これまでに死んだ家畜は6匹ですニワトリが多いですが死体は共通して内蔵をかなり食い荒らされています」

泥田坊？「もしこの世に物の怪がいるのならそれの仕業のような痕です」

泥田坊？「それとこれは聞いたかもしれませんが死体の始末を任されるのは決まって新月の翌朝ですもしかしたら次の新月にも何か起こるかもしれません」

隠神「すばらしい！」

A「こんだけ分かればあとが楽ですね」

隠神「無口のヤツは周りのことよく見てるって言うけどホントだよな」

隠神「どれ次の新月は…」

A「5日後ですね」

女将「お客さん何しようるんですか？」

A「ああ女将さんこんにちは！」

隠神「いや～なんせ暇…調査の一環で泥田坊君の仕事手伝わせてもらってるんですよ」

隠神「ね～泥田坊君」

泥田坊主？「はい」