今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:3,940 hit
小｜中｜大
2 ページ3
女子生徒の、肩ほどまである艶やかな黒髪が風によって揺れる。
「…七不思議の人、だよね？」
「！」
この子、俺が見えるの？
「あー、その反応はビンゴ？トイレの花子さん…いや、花子『くん』って所かなぁ」
悪戯に笑うそのガラス玉みたいな瞳に吸い込まれそうになるのを我に返ることで阻止し、いつもと同じようにおちゃらけて見せる。
「だいせいかーい！俺がこの学園の七不思議七番目、トイレの花子くんだよ！君は？」
「高等部１年D組、橋本 A。」
彼女のぷるぷるした、やわっこそうな唇が動く度に無いはずの心臓がきゅん、と縮んでいく気がした。
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←1
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：砂糖 | 作成日時：2019年3月14日 16時
