嘘と恋と青春と。2【桐山照史】

41話 ページ7

昼休み



『吐きそう･･･』



心臓さけそうにうるさいし、胃痛いし、吐きそう。



しいあ「深く考えすぎ」


『彼氏もち黙っとけぇ！』


しいあ「なんか、いけるきがする」


『は？なにが』


しいあ「告白」


『･･･はは！ありがと、しいあ』




これもしいあなりの応援なんやろなぁ･･･笑笑



頑張るで。









放課後


重岡「いってこい」


『うん』






(トタトタトタ)


･･･来た。



「A！」


って･･･


『なんやぁ、しいあやん』


しいあ「これ」



あれ、行ってしもた





渡された紙には【頑張れ】と一言だけのメッセージ。


･･･しいあらしいな。






「A」


照史「おまたせ」


『ううん、急に呼び出してごめんな？』


照史「大丈夫大丈夫！」





きっと照史は今からうちが言うこと予想ついてるんやろなぁ。





ここに来る前しげに言われたことを思い出す




〈笑顔、忘れんなよ！〉

〈Aらしく、いいな？！〉




怖い、怖い･･･。




けど





笑うんや









『あのさ』









『ウチ、中学んときから照史が好きやねん』

42話→←40話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す