愛8 ページ9
『・・・どこ?』
及川「ただいまー」
ん?ただいま?
「徹?牛乳は、、、!?彼女!?!?!?」
『あ、違います』
及川「ちょっとこの子事情があって帰れないんだよね〜。だから今晩だけ泊めてあげていい?」
及川母「親御さんが心配しないなら家はいいわよ〜!それにしても可愛いわねぇ」
『・・・えっ・・・ほんとに?』
及川「いいよ!・・・だってさっきAちゃん泣きそうだったんだもん!・・・大事な友達のことほっておくわけにもいかないしね!」
なんで優しくしてくれるの?
どうして、私なんかを友達とか、大切とかって言ってくれるの?
『・・・ッう・・・ずびっ』
頬を伝うあったかいものが
私の、心に空いていた穴のようなものを少し・・・ほんの少し塞いでくれた気がした。
及川母「・・・名前は?」
『ッ・・・星崎・・・Aです』
及川母「寒かったでしょ?お風呂沸いてるから入って!着替えは私のだけど・・・w」
及川のお母さんは私の母さんと真逆のように優しい人だった。
着替えも私が着れそうな色のを。
ふわふわのタオルも。
ぜんぶ用意してくれた
『なにからなにまですいません』
及川「いいんだよっ!」
『お前じゃない・・・くもないか』
及川「!」
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作者名:彩実 | 作成日時:2018年4月5日 17時