愛15 ページ16
ーAsideー
私は学校に行かなかった
なんでかって?
なんとなく、行く気になれなかったんだ。
及川と話せないならまたヘッドホン生活だし
昼ごはんも無しだし
『あー・・・もー・・・っやだ』
私昨日から泣いてばっかりだ
私自身もなにが悲しくて泣いてるのか分からない
『ねぇ、父さん・・・私・・・なんで泣いてるの?』
──────────────────
その日の夜。母さんが帰ってきた
『・・・おかえりなさい』
母「今日は早いのね」
『・・・うん』
母「A」
『・・・なに』
母「早く帰ってきたなら晩御飯くらい作っといてよ。気が利かないの!?」
『・・・うん』
母「父さんも呆れてるでしょうね」
『・・・うん』
母「・・・もういいわ」
今日は反応する気にならなかった。
及川が居るだけで楽しいんだって
今日1日ですっごく感じた
『楽しいとか思っちゃダメじゃんか。幸せなっちゃだめなのに』
───────────────
『・・・母さん、コンビニ行ってくる』
母「・・・」
無視・・・かぁ
(ガチャ)
『えっ』
及川「・・・」
なんで・・・なんで
及川がいるの?
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作者名:彩実 | 作成日時:2018年4月5日 17時