冬休みの時間 ページ22
「メリークリスマース！」
メグや桃花、皆がクラッカーを鳴らす。先生はチキンを食べながら「二月はクリスマス」だとか言っていたが、クリスマスというものは12月だったと思う。
そして皆を布団に入らせ寝かせる先生だが、皆が切りかかった。
「明けまして、おーめでとー！」
『…いつの間に』
いつの間にか皆が着物に着替えていた。いや、今二月。
「…さて、あとは寝正月です」
「「『なんなんだよ、この流れは！！』」」
不破ちゃんによると先生は、年末年始という美味しいイベントをやり逃したから二月だが、一気に回収しようぜ…と
此奴は此奴でふざけた事を悩んでたらしい。
TV番組は先生の分身。なんとふざけているのだろう
…僕達が必死に悩んでる時も、こんな下らない企画を…
なんか無性に殺意湧いてきた!!
僕はは着物を脱ぎ捨てて銃を握る。
…お望み通り最高の
1通りやったがやっぱり無理だ、こいつ殺せねぇ。
……何処かで思ってしまっているのだ、殺意は湧く。でも…“もし死んだらどうしよう”
なんて弱い暗殺者だろう、私は。
先生は元の服装に戻ると、バサバサと問題集を出す。
「さぁーさ皆さん、暗殺もいいけど受験もネ！」
「…いきなり現実に戻しやがって」
当たり前か、私立なんか来週に迫っている。
先生は現実を突きつける。
ナイフと銃を置き…それぞれの道に歩き出さねばならない、と。
「それが…教室というものだから」
先生は、言った。
『あ…先生、お願いしたやつやってくれた？』
「ええ勿論です栢居さん、貴方の志望校のレベルに合うようにしましたよ。」
先生は優しく笑う、凛香は不思議そうに問う。
「こよりの志望校って…千葉と同じ所じゃないの？こよりなら楽勝と思ったけど」
『…変えたんだ、私、医者になりたい。人を救う側になりたいの。
……だから、志望校変えてかなりレベル高い所行くよ。』
「……そっか」
殺せんせーは、医者ではないけれど…
だけど、生徒の為に、命を助けようとする、あの姿は…何故か医者と…
白衣を羽織った兄と重なって見えた。
二人共、人を救うのを望む人だと知っているから。
……暗殺者で殺した分、医者で命を救って償いたい…っていうのは変、かな？
私は、兄と、同じ白衣を羽織って
人々を救う側に立つ。
それが私の未来の
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪那(プロフ) - パスワード教えてくれませんか…？(( (2023年3月12日 14時) (
レス) id: fb86e70f16 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - パスワード教えて下さい！ (2022年3月17日 20時) (レス) @page1 id: 5ddb06e292 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 矢澤さんの作品全部見ました！すごいです！Part 1からみたいのでパスワード教えて下さい！ (2020年4月18日 17時) (レス) id: fb24472eb0 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - 矢澤さんの作品好きです！パート1から見たいです！パスワード教えてください！ (2019年3月17日 17時) (レス) id: c853853974 (このIDを非表示/違反報告)
Ayano(プロフ) - part1から読みたいです！パスワードを教えて下さい！ (2018年6月19日 19時) (レス) id: ffcf15f2b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
