【wrwrd！】気がついたら総統さんの部屋でした。Ⅱ (ページ26)

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暴力表現入るんで…嫌な人は見ない方がいいです…

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思い出したくない過去が私を襲い、思わず涙が出てくる。
頭を押さえようとしてもいつの間にか手を拘束されていて押さえることができず、「うぅ…。」と声を漏らす事しか出来ない。
それを見たチーノが「A…！」と言って私に近寄ろうとするがその瞬間近づこうとしたチーノが吹き飛ぶ。

『ちー…のぉ……』
ba「ダメでしょ、僕の目の前で他の男の名前呼ぶなんて。」
『っげほ…！』

頭痛に耐えつつもチーノの名前呼びチーノの元に寄ろうとするとベアがそう言って私に繋がっている鎖を引っ張り脇腹を蹴る。

__苦しい、痛い、怖い…

ba「さて、A、僕に従う気になった？」
『…な、わけ…』

ベアが怖いくらいの爽やかな笑顔を浮かべて私に聞くので私はそう答え、嘲笑うように笑うとベアの笑顔は消え、また目を無理矢理合わせてくる。

『あﾞぁぁぁぁぁぁあﾞ‼』

その瞬間にまた流れてくる思い出したくない、辛い過去。
その度に叫び、腕を暴れさせ、鎖をガシャガシャと鳴らす。
それが落ち着いたかと思えばベアはニコッと笑って私の腹を蹴り飛ばしたり、顔を殴ったりしてくる。
それのお陰ですぐ私はボロボロになり、ベットの上に力なく横たわり静かに涙を流している。

ba「本当はこんなことしたくないのに…Aが悪いんだよ？」
『ｸﾞｽｯ………い、や……』
ba「うーん…その様子だとまだみたいだね…じゃあちょっとやり方を変えようか。」
『や、やだ…！』

そう言ってベアが私の上に馬乗りになってくる。
抵抗しようとも手を拘束されて、ろくに動けない状態で何もできない。
抵抗をしない…いや、できない私を見てベアは醜く笑いながら私の顔に向かって手を伸ばす。

ci「おい、ベアﾞっ……！」
ba「…ﾁｯ、チーノ。お前いつ僕のこと呼び捨てできるくらい偉くなった～？」
ci「あ、がっ……‼」

私に触れる数センチの所でチーノがそう叫び、舌打ちをしてベアがチーノを思いっきり蹴り飛ばす。
チーノは結構強い力で蹴り飛ばされたらしく壁にぶつかり、咳き込んでいる。
ベアはチーノのそんな姿を塵を見るような目で見ながらチーノの髪を掴んで自分と目を合わせる。
その瞬間、「あﾞｯ……」という呻き声をチーノが発して、片手で頭を押さえている。

__従っちゃえば、チーノも傷つかないの、かな。

ボロボロの私はそれを見てそんな考えが浮かんでいた。