【wrwrd！】気がついたら総統さんの部屋でした。Ⅱ (ページ3)

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ht「…畑に何の用。」

私達に気づいていたらしく、少し警戒しているらしく私に殺気を飛ばしながらこちらを見るひとらんらんさん。
…シッマが出してきた殺気よりはマシだなぁ…

『畑を見たくて…ダメでしたかね？』
ht「……別にいいけど、荒らさないでね。」

うーん…ひとらんらんさんは私が暴れん坊将軍だと思ってるのかな？
ふとひとらんらんさんを見ると、額には大量の汗、それにズボンの裾は土で汚れている。
だいぶ作業してたのかな…畑作業って大変そうだし……いくら軍人さんでも…
そう思い私は口を開く。

『ひとらんらんさん、なにかお手伝いすることはありませんか？』
ht&ut&lie「へ？」

3人して驚いたように目を見開いて私を見る。
ライに関しては今さっき低い声出なかった？
聞き間違えかな……

lie「あの…まさかとは思いますが畑仕事をなさろうと……？」
『？うん、だってひとらんらんさん大変そうじゃない。人手は多いほうがいいでしょ？』
ht「えぇ…別にいいけどさ…」

『大先生かライ、どっちでもいいから水とか持ってきてあげて？ひとらんらんさん、やることだけ教えてください。教えてくれさえすれば私できるので、その間休憩してください！汗だくですよ！』

そう言うとライが急ぎ足で城内に入っていき、ひとらんらんさんは困惑したような表情のまましぶしぶ「わかった」と返事をしてくれた。
そして大先生は畑仕事、私は動物の世話をすることになった。
決まった時、大先生が「なんで俺も…」って言ってたから「だいせんせ、大好き！」って言ったら速攻で作業に取り掛かってくれたよ()

そして今はひとらんらんさんに教えてもらったように小屋にいる動物たちの体洗ってるよ！
ひとらんらんさんは近くの椅子に座ってライが持ってきてくれた水飲みながら休んでくれてる！
…意外と動物達洗うのも大変…これってひとらんらんさん一人でやってるのかな…

ht「ん、そう。」
『えっ、もしかして口に出てましたか？』
ht「うん。普通に言ってたよ。」

まじかぁ、恥ずかしっ…
にしてもこの動物達、多いな。
鶏、ひよこ、牛、豚、馬…いやほんと多いね。
でも馬以外は洗い終わったから…って、あの馬だけ1匹部屋だ。
私が見ているのは綺麗な毛並みで、白い馬。
なんか大事そうにされてるからひとらんらんさんの馬…とかかな？
綺麗だなぁと思いつつもその馬に「おいで」と声をかけると大人しく私に近づいてきてくれる。
…私飼育員行けるんじゃない！？