【wrwrd！】気がついたら総統さんの部屋でした。

#35 ページ44

『そんな顔しないでください、ぺ神さん。そんな顔されたら悲しくなります。』
sn「…じゃあAちゃんが敬語やめたらこの顔しない。」

そう言ってぺ神さんがﾆｺｯと笑う。

『えっ、いや、もうぺ神さんが笑ったので敬語は外しません…』
sn「そ、っか…」

と私が言うとぺ神さんがまた悲しい顔をする。
さてはぺ神さん、


演技派だな⁉

『わ、わかりましたから！そんな悲しい顔しないでくださいよ‼』
sn「！じゃあ俺のことぺ神“さん”じゃなくてぺ神、って呼んでね‼」
『…わかった…』

そう頷くとやっぱり他の人同様満足気な顔をする。
え、なに、みんな呼び捨て&タメがいいの？？
…まぁ…今度集まった時に聞いてみよう…

sn「…Aちゃんのことだからこれから大先生の部屋行くんでしょ？」
『うﾞっ……お見通し、かぁ……』

敵わないな、と呟きつつ頷くとぺ神は顎に手を当て考える素振りをした後、「わかった」と言いながら私の目を見る。

sn「行ってもいいけど、何かあったら叫ぶこと。幹部なら誰でもいいから“必ず”助けを求めて。いい？」
『うん、わかった。』

私がそう返事すると「じゃあ行っておいで」と促されたので医務室のドアノブに手をかける。

『あぁ……ぺ神。』
sn「んー？なぁに？」
『……ありがとね』ﾆｺｯ

そう言って医務室を出て、鬱さんの部屋に少し早歩きで向かった…



_____彼女が出ていった後の医務室には。

頰と耳を赤く染め、その顔を隠すように手を当てている。

sn「…あの顔はいけんて……男専門の俺でもこれってｯ……」






この後、医務室に入ってきた(連行されてきた)トントンとゾムにめっちゃ驚かれた。

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短いけどきりがいいのでここで切ります！w

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