#14 ページ22
gr「ま、まぁ本人の意見を聞かないと…！」
tn「はぁ？まず許可取ってから聞きますよねぇ？なのになんで俺は初耳なんですかねえ？」
gr「あ、あとで話そうと思ってな…」
tn「いっつも事後報告じゃなくて事前報告しろって言ってるやろが‼」
えーっと、Aです。
なぜか目の前で総統であるグルッペンさんが部下のはずのトントンさんに怒られています。
“いつも”と言ってるあたり毎回そうなんだろう。
トントンさん、多分苦労人だ。
お疲れ様です、と心の中で思いつつも私は考える。
確かにグルッペンさんが理由として言った事は正しい。
このまま城を出て言ったら私は速攻で天に召されるだろう。
自分の身を守るためにはこの城にいるしかない。
…が、本当にこのまま幹部になって他に人はどんな反応をするのだろうか？
gr「あー…、そういえば。Aがご希望であれば国民達には顔は知らせないようにできるゾ？」
『えっ、できるんですか。』
gr「できるゾ。…あぁ、だが、幹部につくとしたら、きっちり戦術を覚えてもらうゾ？」
『あ、それなら大丈夫です、置いてもらえるのであればじきに自分で身を守るようになりますが、それまで守ってもらえるんでしょう？』
gr「勿論だ。仲間になるにであれば話は早い。仲間は守る、それが常識だ。」
私には助けてもらった借りがある。
故に選択肢は1つしかない。
『……わかりました。私はここに居させてもらうことにします。』
gr「！！や、やったゾ！では、今すぐ…『ですが。』な、なんだ！まだあるのか！」
私の返答に子供のように無邪気に笑って喜びを表したグルッペンさんであったが、その後の言葉を聞いて少し顔を歪ませる。
『他の幹部の方々が全会一致で賛成するまで私は“幹部”に就く気はありません。』
gr「なっ！じゃあ他の奴らが一生賛成しなかったらどうするんだ！」
『それまでは部下、なんならメイドにして頂いて構いません。一生賛成しないのであれば、元の世界に戻る術が見つかるまで部下かメイドでいます。』
gr「ぐぬぬ……」
それでは俺のそばにいられないではないか、と愚痴をこぼすグルッペンさん。
総統秘書じゃないんだからずっといるわけがない。
と、ツッコミをしながら再び口を開く。
『それでいいですよね、トントンさん？』
tn「おん。俺はそれが一番ええと思う。」
私が今まで空気になっていたトントンさんを見て言うとトントンさんは満足げに頷いて私も微笑む。
裏で既に動き始めていることも知らずに。
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あかつき(プロフ) - まぁちさん» 出来上がったらこっそり出しときますね……((超小声)) (2020年1月6日 19時) (
レス) id: f6ec135c67 (このIDを非表示/違反報告)
まぁち - あかつきさんの本気のお色気シーンを見てみたいと思ってしまったのは我だけだろうか((( (2020年1月3日 16時) (レス) id: ba1aceb76e (このIDを非表示/違反報告)
あかつき(プロフ) - 一般人(ryさん» ありがとうございます！！できるだけ早く更新できるように頑張ります！ (2019年11月18日 12時) (レス) id: 1219dd754f (このIDを非表示/違反報告)
一般人(ry - 続編…!? めっちゃ嬉しいです！更新頑張ってください！ (2019年11月18日 9時) (レス) id: 2f1bb32b86 (このIDを非表示/違反報告)
あかつき(プロフ) - あめさんさん» ありがとうございます！！頑張ります！！ (2019年11月17日 22時) (レス) id: 1219dd754f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかつき | 作成日時：2019年10月14日 12時
