#10 ページ18
___⁇「××、ここから絶対に出てきちゃダメよ。」
⁇「そうだ。お父さん達が言うまで出てきちゃいけないぞ。」
『……うん、わかったよ、お父さん、お母さん。』
…お母さんとお父さんにタンスの中にいるように言われた。
“何があっても言うまで出てきちゃダメだ“って…
ずっと暗かった。お母さんの悲鳴が聞こえてきて、すっごく怖くて、ずっと耳を塞いでた。
でもいつまで経っても私を呼んでくれなかった。
でもある日、私は久し振りに人を見た。
……だけど、それはお母さんやお父さんじゃなかった。深緑色のヘルメットをかぶって、ヘルメットの色と同じ服を着たお兄さんだった。
⁇「生存者がいたぞ‼……怖かったね、もう大丈夫だよ。」
お兄さんは私を抱き上げ、そう優しく言った。
そこから私が見えたのは、血塗れで壁にぐったりと寄りかかっている、手を繋いだままぴくりとも動かないお父さんとお母さんだった。
━━━━━━━━━━━━━━
『……！』
目を覚ますと、白い天井、ふかふかのベットの感触。
この感覚に覚えがある。きっとここはぺ神さんの所だ。
『死んで……ないんだな…』
sn「うん、僕が全力で治療したからね。」
『ｯ！？ぺ、ぺ神さん‼』
何気に呟いた独り言にぺ神さんが反応して思わず驚いて物凄い勢いで起き上がる。
sn「こ、こら！治療したとはいえ、少しの間は絶対安静！微量とは言え本当に危なかったんだからね⁉」
少し強めのデコピンを食らわされて強制的にまたベットに寝かされる。
そしてその後はぺ神さんに色々と教えてもらった。
紅茶には毒が入っていたこと。
グルッペンさんは私が吐き出させたことによって無事だったこと。
毒を入れた犯人はその紅茶を淹れたメイドで、そのメイドは敵国の観光客だったらしく、もう既に処罰を受けたこと。
倒れてから私はすぐにぺ神さんに治療を受けたため影響はなかったがストレスなのか、2日半目を覚まさなかったこと。
…たくさん迷惑かけちゃったな。
sn「本当にびっくりしたよ…治療したはずなのに起きないんだもん。」
『その節はご迷惑をおかけしました…。』
sn「ううん、目を覚ましてくれたからよかったよ。今どこか具合悪いところある？」
『…いえ、特にはありません…』
本当にすみません、と頭を下げるとぺ神さんはいいんだよ、と言ってくれてご飯を取りに部屋を出て行った。
ぺ神さん…優しい人だな。
そう考えていると扉がまた大きな音を立てて開いた。
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あかつき(プロフ) - まぁちさん» 出来上がったらこっそり出しときますね……((超小声)) (2020年1月6日 19時) (
レス) id: f6ec135c67 (このIDを非表示/違反報告)
まぁち - あかつきさんの本気のお色気シーンを見てみたいと思ってしまったのは我だけだろうか((( (2020年1月3日 16時) (レス) id: ba1aceb76e (このIDを非表示/違反報告)
あかつき(プロフ) - 一般人(ryさん» ありがとうございます！！できるだけ早く更新できるように頑張ります！ (2019年11月18日 12時) (レス) id: 1219dd754f (このIDを非表示/違反報告)
一般人(ry - 続編…!? めっちゃ嬉しいです！更新頑張ってください！ (2019年11月18日 9時) (レス) id: 2f1bb32b86 (このIDを非表示/違反報告)
あかつき(プロフ) - あめさんさん» ありがとうございます！！頑張ります！！ (2019年11月17日 22時) (レス) id: 1219dd754f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかつき | 作成日時：2019年10月14日 12時
