最後の夜 ページ46
祝賀ﾊﾟｰﾃｨｰは深夜まで続いた。
途中で茉莉香さんが顔を出してくれて、私は改めてお礼を言う。
ひとしきり話した後「明日の午後には日本に帰るんだから飲みすぎないようにね(笑)」と笑いながら茉莉香さんは部屋へと戻っていった。
喜「なぁ、俺らもここで寝ていい？」
歌「明日起きる自信ないよぉ〜…」
鬼「Aちゃん、起こしてね？」
樽「お前ら〜！Aは疲れてるんだぞ！」
「あはは(笑)分かった。みんな起こしてあげるね。」
お酒もだいぶ回ってきたらしく、1人また1人と眠りにつき、最後は私と研二の2人になった。
私は研二に誘われﾊﾞﾙｺﾆｰへ。
樽「明日でﾊﾟﾘともお別れかぁ。あっという間だったな〜。」
「そうだね。」
樽「日本に戻ったら、一緒にﾕｰｸﾘ行って報告しような。んで、俺の親とAの親にも挨拶だ。」
「うん。頑張らなきゃ！」
樽「Aは何も頑張る必要ないよ。こっからは俺が頑張る番。心配せんでも、Aは俺の傍に居ればいい。」
「…研二…」
樽「俺さ、生まれて初めてだったんだ。一目惚れって。今までは相手に好きって言われて俺も好きになってく事が多かったんだけどさ。Aに会った瞬間、ほんと運命だと思って。」
研二は空を見上げながらゆっくりと話を続ける。
樽「俺より8個も年下なのにすげぇしっかりしててさ、可愛くて優しくてお茶目で…俺には勿体無い位ｲｲ女で。俺はきっとAに出会う為にここまで生きてきたんだと思った。」
「…ありがとう。」
樽「これから先、どんな事があっても俺は絶対にAを守りぬくって誓うから。だから…俺を信じてついてきて欲しい。」
「はい……//」
樽「両手に抱えきれない位いっぱいいーっぱい幸せをあげるから。」
「うん…。分かった。」
樽「世界一幸せな夫婦になろうな。」
「うん！ずっとずっと傍にいる。」
お互いの視線がぶつかると同時に照れ笑い。
そして研二は私を後ろからぎゅっと抱きしめた。
樽「…あー…恥ずかしかった///」
「ありがとう。凄く嬉しかったよ。」
樽「俺と結婚するの後悔しないでね？」
「しないよ(笑)」
樽「22歳の美少女が30歳のおっさんと結婚なんて…まじで奇跡だ。」
「そんな事ないから。私も運命だと思ってるし。」
樽「ほんと？」
「うん。ほんとだよ。」
樽「…そっか。ありがとな。」
体の向きを変え、研二に抱きつく私。
そんな私に優しくｷｽをしてくれた。
ありがとう。
ﾊﾟﾘ滞在最後の夜は愛しい人の腕の中で終わりを告げた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しぃたま(プロフ) - ミケにゃんさん» やだ(*´д｀*)ﾁｪﾝﾛﾝﾍﾝｸｰの研二さんはずるい！！私もめっちゃ好きです(〃ω〃)私は研二さん一筋なのに夢に出てくるのはﾀﾞﾝﾄﾂで喜矢武さんが多いんですよねww何だろ。私何かしたかな(・∀・) (2013年9月1日 8時) (
レス) id: 5b512b1364 (このIDを非表示/違反報告)
ミケにゃん(プロフ) - しぃたまさん» そして今日も出てきましたｗ学校に金爆が来てくれて、、ﾃｪﾝﾛﾝﾍﾝｸｰ歌って踊ってくれました！相変わらず研二さん、上半身裸でｗｗすごく楽しかった〜(*^-^*) (2013年9月1日 7時) (レス) id: 2fea6224f5 (このIDを非表示/違反報告)
しぃたま(プロフ) - にあさん» 金爆さん関連はいつでも命懸けですww追加公演の代々木、当たるといいなーって今も念仏のように唱えてますww次章もよろしくですヽ(´▽｀)/ (2013年8月31日 20時) (レス) id: 5b512b1364 (このIDを非表示/違反報告)
しぃたま(プロフ) - ミケにゃんさん» あらま(〃ω〃)遂にﾐｹにゃんさんと研二さんが新婚さんにっ♪おめでとうございます〜(￣ー￣)ﾆﾔﾆﾔ♪毎日出てきてもらえるように更新頑張りますねww (2013年8月31日 20時) (レス) id: 5b512b1364 (このIDを非表示/違反報告)
にあ(プロフ) - しぃたまさん» 命がけですかwww私も必死にがんばりましたがもっと頑張ります!← 次章もついてきますよーｗｗ (2013年8月31日 14時) (レス) id: 658ebbf2cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しぃたま | 作成日時：2013年8月16日 17時
