122話 ページ3
甘「二人とも!ゆきなちゃんの治療が済んだのでこれから蝶屋敷に向かうみたいですけどどうされますか?」
義「一緒に行く。」
時「俺も行きます。」
隠の人に治療してもらい、療養ならばしのぶの所だろうと蝶屋敷へ向かうように伝えると二人が一緒に来てくれるとのことだった。
甘「私も行きたいところなんだけど、生憎今この地域を離れるわけには行かなくて。」
「気にしないで!助けに来てくれただけで充分すぎるくらいだよ。」
甘「ゆきなちゃん本当に無理しちゃ駄目だよ?」
「大丈夫!二人もいてくれるみたいだし、蝶屋敷に着けばしのぶもいるはずだから。」
笑顔を向けると蜜璃ちゃんは納得したようで任務地へ戻る準備を始めた。
甘「それじゃあ、私は行くね!冨岡さん、無一郎君、私の大切なお友達を宜しくお願いします!」
義「勿論。恋人だからな。」
時「任せてください。」
二人がそう言うのを見て蜜璃ちゃんはとても嬉しそうな顔をして旅立って行った。
時「それじゃあ、俺達も向かいましょうか。」
義「あぁ。ゆきな」
蝶屋敷に向かう為、隠の人が私を担ごうとすると義勇がそれを遮り私の事を横抱きにする。
「え!義勇!?」
義「どうした?」
慌てる私を不思議そうに見つめる義勇。
「隠さんに運んでもらうから大丈夫だよ?」
義「例え隠でもゆきなに触れさせたくない。…俺では嫌か?」
義勇も疲れているだろうと心配して言ったが、寧ろ不安そうな顔をされてしまい慌てて訂正する。
「嫌じゃないよ!ただ義勇の負担になりたくなくて、…義勇がいいならこのままお願いします。」
義「あぁ。」
照れながらも素直にお願いすると義勇も嬉しそうに返事をしてくれた為そのまま蝶屋敷へと向かった。
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作者名:ゆっきー | 作成日時:2019年11月22日 19時