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115話 ページ36

「私の家族を殺した時も、ずっとずっとしたり顔で笑っていたお前のそんなに焦っている顔が見られて嬉しいよ。」





奴を翻弄しながら義勇に目配せをして同時に首を狙う。





義、貴「水の呼吸、壱ノ型 水面切り」





地面へと落ちていく奴の頭を見ながら今は亡き家族を思い出した。





「お前の事は何度殺しても足りないくらい憎いけれど、おかげで義勇や錆兎、沢山の掛け替えの無い人達に出会えて強くなれたから、無意味なものではなかったよ。

ありがとう、さようなら。」





打ちのめされて呪いたくなるような悲しい事が沢山あったけど、その分だけ強くなれた。失ってきた大切な人を糧にして守ることが出来た人達がいた。だから、地獄に落ちる最後の瞬間くらい笑顔で送り出してやろうと玉壺に笑顔でそう言った。





玉「くそぉぉぉぉ!あってはならぬことだ!!人間の分際でよくも!悍ましい下等生物めが!貴様ら百人の命より私の方が価値がある、選ばれし優れた生物なのだ!」





首を切られ死ぬ間際だというのに怒鳴り散らす玉壺に救いようが無いと呆れる。





玉「生まれたらただ老いるだけのつまらぬ、くだらぬ命を私の神の手により高尚な作品にしてやったというのに!この下等な蛆虫共…」






聞いていられないと思い止めを刺そうと再度刀に手をかけると、私が動くより先に義勇が煩く喚いていた玉壺の頭を切り刻んだ。






義「もういい。早く地獄へ行け。」






珍しく怒気を含んだ声でそう言って刀を鞘に収めた。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 冨岡義勇 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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ゆっきー(プロフ) - るぅりさん» ありがとうございます! (2019年10月4日 22時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - むぎさん» ありがとうございます!また更新していきますので是非よろしくお願い致します。 (2019年10月4日 22時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - ぴーさん» ありがとうございます!長らくお待たせ致しましたがまた更新していきますのでお時間ある時にでもお読みいただければ幸いです。 (2019年10月4日 22時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
るぅり - 最高です (2019年7月16日 22時) (レス) id: 9495e3f6a2 (このIDを非表示/違反報告)
むぎ(プロフ) - 好きすぎて頭から竹が生えそうです←なんでだよ 早く続きが読みたいいいいい (2019年7月9日 11時) (レス) id: 347b9314c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきー | 作成日時:2019年5月30日 18時

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