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106話 ページ27

tokitou.side





「だったら俺が行きますよ!本人に望まれていなくたって、貴方が行かないのなら話は別だ!」





思わず出た怒りと悲しみの混ざった声に冨岡さんが目を見開いたのがわかる。





「俺だって鬼殺隊の柱の一人ですよ。冨岡さんに心配されずとも闘えます。俺は貴方に心配される立場の人間ではなく、貴方と同じく守り育てる側の人間だ。それを忘れないでください。」





話していく内にだんだんと冷静になってきて、思っていたことを淡々と続ける。





「それに冨岡さん。隠しているつもりかもしれませんが、先程から心配で呼吸が乱れてますよ。足手纏いは御免です。」




真顔でそういうと冨岡さんは驚いた顔をして直ぐに安心したような顔になった。




義「すまない。確かに俺は冷静では無かった。ありがとう時透。」




そう言って冨岡さんは刀を鞘に納め、ゆきなさんのいる小屋の方へと駆けて行った。




積「逃がすわけがないだろう!」




冨岡さんを逃がすまいと攻撃を仕掛けてきた為それを阻むように積怒の首を切り落とした。




「追わせるわけがないだろう?君達程度、僕一人でも充分なくらいだよ。」





切り落とした積怒を見てやはり再生にしても分裂にしてもある程度の時間が必要だと確信した。





「不死川、兎に角攻撃し続けて。」





玄「はい!」





攻撃し続ける事で鬼に隙が出来た為、ずっと気配を辿っていた五体目の鬼の元まで一気に行く。





半「ヒィィ!」





「霞の呼吸 肆ノ型、移流斬り」




半「ギャアアアアアアアア‼‼」




本体と思われる五体目の鬼の首に刃が届いた瞬間、鬼が奇声を発したかと思えば、背後からまた強い鬼の気配がした為、一度鬼と距離を取った。




憎「弱き者をいたぶる鬼畜。不快、不愉快極まれり。極悪人共めが。」




先程までの喜怒哀楽の四体の鬼の気配が消え、今度は背の太鼓に憎と刻まれた子供の様な鬼が現れた。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 冨岡義勇 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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ゆっきー(プロフ) - るぅりさん» ありがとうございます! (2019年10月4日 22時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - むぎさん» ありがとうございます!また更新していきますので是非よろしくお願い致します。 (2019年10月4日 22時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - ぴーさん» ありがとうございます!長らくお待たせ致しましたがまた更新していきますのでお時間ある時にでもお読みいただければ幸いです。 (2019年10月4日 22時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
るぅり - 最高です (2019年7月16日 22時) (レス) id: 9495e3f6a2 (このIDを非表示/違反報告)
むぎ(プロフ) - 好きすぎて頭から竹が生えそうです←なんでだよ 早く続きが読みたいいいいい (2019年7月9日 11時) (レス) id: 347b9314c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきー | 作成日時:2019年5月30日 18時

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