82話 ページ3
「はぁぁ、いいお湯だった!」
久しぶりの温泉で気分が良くなり用意されていた浴衣を着て義勇との待ち合わせ場所へと向かう。
「お待たせ義勇。」
義「ゆっくり浸かれたか…!」
外で涼んでいた義勇に声を掛けると此方を振り向いて、何故かまた直ぐに視線を逸らした。
「?どうかした?」
義「いや、何でもない。湯冷めしてしまうからこれでも羽織っておけ。」
そう言って自分が羽織っていた羽織を私に被せて手を引いて歩き出す。
「温泉気持ちよかったね!」
義「あぁ、偶にはいいものだな。」
「この後はどうする?」
義「もう少ししたら夕食の準備が出来ると言っていた。」
お風呂から上がって待っている時に里の人が伝えに来たらしく、義勇がそう言う。
「そっか。少し時間があるみたいだから鉄穴森さんの所に行ってもいい?」
自分の命を預ける刀の事は常に把握しておきたいのと、打ち直してくれる鉄穴森さんにお礼を言いたいと思いそう提案する。
義「あぁ、俺は構わない。」
「ありがとう!」
そう言うと義勇が此方を振り返りハッとした様な顔をする。
義「……やはり行く前に一度部屋へ戻って髪を乾かすぞ。」
「このくらい大丈夫だよ?」
義「ダメだ、風邪をひく。」
頑なに譲らない義勇に私が折れて、髪を乾かしてから向かう事になった。
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ゆっきー(プロフ) - るぅりさん» ありがとうございます! (2019年10月4日 22時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - むぎさん» ありがとうございます!また更新していきますので是非よろしくお願い致します。 (2019年10月4日 22時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - ぴーさん» ありがとうございます!長らくお待たせ致しましたがまた更新していきますのでお時間ある時にでもお読みいただければ幸いです。 (2019年10月4日 22時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
るぅり - 最高です (2019年7月16日 22時) (レス) id: 9495e3f6a2 (このIDを非表示/違反報告)
むぎ(プロフ) - 好きすぎて頭から竹が生えそうです←なんでだよ 早く続きが読みたいいいいい (2019年7月9日 11時) (レス) id: 347b9314c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっきー | 作成日時:2019年5月30日 18時