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5話 ぬくもり ページ5

「ぷきゅ〜」

…何の音だろう
鳴き声…なのかな

「アオ…」

アオ…？
人の名前…？

ふと、冷静に状況考えた時、自分は雨にうたれていて、酷く寒さを感じていた事を思い出した

でも、今は寒さを感じない

「……」

額に優しく誰かの手が触れる

その手は暖かく、自分の額をすっぽり隠してしまう程の大きさで、女性のそれとは違う、少し角張った男の人の手だった

でも、その人の手はとても優しかった

頭を数回撫でるその手は、誰の手なのかは分からない

なのに、どうしてこんなに安心するんだろう

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作者名：mami | 作成日時：2018年10月1日 23時

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