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12話 傍にいてほしい ページ12
「……」
「ぷきゅ〜」
壁に背を預け、上を見上げていると、アオが肩口から顔を覗かせ、心配そうに顔を覗き込んできた
「アオ…」
さっきは少し怖がらせてしまった
でも、もし俺の目を見ていたら、きっとあの少女はもっと怯えていたかもしれない
こんな異形な目を、気味悪がらない人なんていない
_ありがとうございます！_
「…」
優しい笑顔だった
あんな風に誰かと会話したのは、いつぶりだろう
「ぷきゅきゅ〜」
どんぐりをかじっているアオの頭を撫でながら、青龍はずっと少女の事を考えていた
会ったばかりなのに、どうしてだろう
傍にいてほしいと、思ってしまう
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作者名：mami | 作成日時：2018年10月1日 23時
