【Fischer's】俺のいた時間

↑の続き ページ25

シルクのアデュー！でいつもの楽しげなエンディングが流れ、動画は終わった。



なんで、なんでだよ




俺は皆の前から居なくなったのに






どうして、俺を突き放さないんだよ。




どうして俺を見捨てないんだよ。



ぺけたん「…………マサイ」



ぺけたんはなにも言わず俺を見つめた。



マサイ「………ほんと、バカな奴らだよな。なんだよ……突き放してくれた方がよっぽど楽なのに」




ぺけたん「…………」





マサイ「なんで………なんでだよ……なんでそこまで優しいんだよ」



気づいたら俺の目からは大粒の涙が止めどなく流れていた。



拭っても、拭っても涙が止まらず溢れてくる。




そんな俺をみたぺけたんはいつもの優しい笑顔で俺の背中を擦ってくれた。




ぺけたん「…………」


その姿はまるで子供を慰める母親ののようだった。



俺はそれに甘えるように静かに泣いた。



マサイ「……う…グスッ」




ぺけたん「…………………大丈夫。大丈夫」


ぺけたんは俺が泣き止むまでずっと背中を擦ってくれた。



*
*
*









みんなに会いたい。







あって、謝りたいを言いたい。







言いたい。言いたいけど……








駄目なんだ。









俺はもう、









皆とは釣り合えない。






怖い。会えないよ。








みんなに会えないよ……………

待つ。 ンダホside ※短い→←バカな奴ら マサイside

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す