【Fischer's】俺のいた時間

↑の続き ページ13

そういう先生の目は真剣そのものだ。


マサイ「…………」



俺はその目になにも言い返すことが出来ない。


ほんとは『誤診だ』『違う』と怒ってやりたかった。



でも、出来なかった。



橘「……今後は不安も大きいと思いますが頑張っていきましょう」




首を静かに縦に降り、俺は診察室を出た。


そこからは何がなんだか覚えておらず、泣きなら走って、走って


走りまくった。




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そして、今にいたる。



ほんと………俺が…………………




今でも信じられない。





もう、皆と馬鹿やって




動画をとったり。写真をとったり。






笑ったり、泣いたり。





そんな当たり前の事が出来なくなる。






みんなと一緒に居られなくなる。






俺にとってそれほど辛いものはない。




けど、みんなを俺の人生に巻き込むのも辛くて仕方ない。









…………そんな辛い思いは嫌だ。







だったら





最後は楽しい思い出でいっぱいにしよう。




フイッシャーズマサイとしてみんなに楽しい思い出を………




そしたら俺は………………









俺は………………





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フイッシャーズを去ろう。

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