未成年の定時制女子-THE WORST- (ページ5)

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轟side

楓「なーどろっきー、おーーい」

轟「何だよ」

楓「ボーッとすんなよー、さっきの女のこと考えてたの？」

なぜこいつがここに居るんだ

轟「Aを女扱いしない方が良いぞ、あの人は村山と引き分けになったぐらいだからな」

楓「は！？マジで！？ちょーすげぇじゃん！」

俺は村山に勝ったことがない

つまり村山と互角のAにも勝てないわけだ

楓「そのA？とはタイマンしねえの？」

轟「しなくても分かる、今の俺は敵わない」

俺がここに入学してきた時

すぐに頭を聞いた

でも本当の頭は定時に居ると知って

そこで俺は初めてAと会った

轟「こんばんは」

村山「こんばんは」

轟「あ、初めまして全日の轟です。」

村山「何か用？」

轟「あんたを狩って鬼邪高の頭になる。さ、やりましょ。」

村山「やんねえよ。お前ガキだし。」

轟「いつまでも卒業できない駄目な先輩にいんどうを渡してあげます。」

『おい！！』

貴方「関ちゃん！どいて、頭になってどうすんの？」

轟「何だよ、村山さん彼女っすかー？お気楽ですね」

貴方「あ？村山の相棒みたいなもんだよ。で、頭になってどうするわけ？」

轟「拳一つで成り上がる。後、村山さんーこんな弱そうな女が相棒なんですか？」

古屋「んだとこらぁ！」

貴方「古屋さーん、大丈夫」

村山「成り上がった先に何があると思う？」

轟「名誉と栄光」

村山「んなもんねえよ。帰んな」

ｼｭｯ

俺はAの顔面スレスレに拳をやった

村山「はぁ、ガキは帰れっつってんの」

轟「つまんね。出直そう。」

貴方「あ、轟くんー私女扱いされるの一番嫌いなんだよねー。あんまり言ってると歯止め効かないからー」

ﾄﾞｶｯ

俺は振り返ってAを飛び蹴りした

関「おい！！」

轟「女扱いすんなって言うから手加減せず蹴ったんですけどー」

俺は立ち上がらないと思った

まーまー綺麗に入ったからな

貴方「ﾌｯ、関ちゃーん私がこんなんで倒れると思うー？轟くん、安易に頭になるとかやめな？」

　
ちゃんと蹴りが入ったはずなのに

平然な顔で立ち上がった事に驚いた

同時に、その目を見て心を奪われた

楓「なんかわかんねぇけど、Aってやつ可愛いな！」

ジャム男「楓士雄さん！それは禁句っす！」

轟「村山もさっき言ってただろ、Aさんは仲間っていう関係を崩すのが嫌なんだよ」

そう、俺はずっと仲間なんだろう