第1話~no side~ ページ3
逃げる2月。去る三月。
4月の入学式を終え、現在は6月。
6月と言えど、少し暑くなる季節である。
そして、もうすぐ来るであろう暑い暑い夏を迎えようとしている、梟谷学園であった。
「あ、尾長!!!おはよー。」
「ん?おはよーー。」
「なぁ!今日転入生来るってさ!!!」
「へぇ〜そ〜なんだ…。誰だろうね。」
転入生が来るということで、1の4のHRは騒がしくなっていた。
ただ、ここで。
先程話をしていた、梟谷学園バレー部レギュラー1年尾長は疑問を持っていた。
遅れた時期に転入だということに。
そんな考えの束の間。
ガラガラ〜!!
「よし。みんな席に座れ〜。」
担任が入ってきた。
「実際は、お前らと一緒に入学式を迎える予定だったんだがな、遅れて今この時期となった。んじゃ、自己紹介よろしく。おーーーい。入ってきていいぞ、 」
教室へ足を踏み入れ入ってきたのは、身長が低く体も細いものの髪の色はとても綺麗な赤毛。
それに、不思議と引き付けられる純黒の目。
「「「「ッッッ!!///////」」」」
全員が、息をする事を忘れていたレベルで。
『失礼します。そして、初めまして。今日から1の4の生徒になる。天音Aです。
よろしく。』
少年が頭を下げあげた瞬間。
1人の男が立ち上がる。
ガタッッッ!!!
『ん?』
「な!な!!!な!!!A!!!!!」
『ん??あ。。まさか、わた…る?まさか、同じ学校だったんだ。』
全員は何が何だか分かりきってなかった。
モブ2「尾長〜?ま、まさか知り合い〜??」
「え?あぁ…。中学の時一緒のチームメイトだったんだ。でも、あいつ途中で留学しちゃってさ…。」
モブ1「へぇ…同じ部活ね………………………………え?
同じ部活ってまさか!!!!あの!世界で3本の指に入る…天音Aか!?」
モブ2「白鳥沢からとか、こなかったのかより?にて」
『ん?あぁ、きてたね。白鳥沢、青葉城西、その他諸々。それに、嫌なんだよ。勝ちが絶対的に決まってるのってさ。僕なんて…(((ボソ』
尾「A?どーした?」
『ん?何でもないよ。それより、皆これから宜しくね!!ニコッ』
「「「「「ズッキュン!!!!!」」」」」
みんな、惚れました。
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作者名:夕凪空牙 | 作成日時:2018年2月24日 19時