第13話 ページ16
冷たいAが、僕達の横をすぎた。
『…やっぱり………なんだ…。』
渉「え?…?A?」
泣くもんか…。耐えろ…。
『もう…いいよ。』
僕は走ってその場を後にした。
悲しかったんだ…信じてもらえなかったことが…。
やっぱり、僕は…。
そんなことを考えてる間も僕の頬には暖かいものが流れていた。
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in体育館no〜side〜
黒「おい。お前ら何があったんだ。あいつが自主練辞めるなんて…。」
日「あ、、俺のせいです…」
木「きっと、日向の目をつぶっていることにたいしてだろ?」
日「はい…。目を開けて打てと言われました。だけど、影山にも聞いてみないと…」
京「呆れた…。」
日「え?」
京「自主練なんだから、目を開けようが開けまいが関係ないだろ。」
黒「昔の…自分ね…。」
日「え…?」
黒「何でもない。」
京「Aがそこまで言ったんだろ?君は聞き分けがないね。」
木「赤葦。」
月「すみません。場悪くさせて。僕達の戻ります。君も言って。」
日「あ、、すみませんでした。」
そう言うと2人は走っていった。
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残った人たち。
木「Aは大丈夫かな。」
心配をよそにリエーフは喋り出す。
リ「でもですよ。その人言い過ぎじゃないですか?」
黒「根拠は?」
リ「俺だってまだバレー始めたばっかすけど…それに他校の問題に首突っ込む必要あります?ほっとけばいいじゃないですか。そう思いません?」
京「確かにそうだね。…」
木「赤葦。…」
京「でも、どの道彼らは強くなる。それがAの言葉によって早まるか、そうでないかの違いだ。その意味を込めてAは賭に出たんだ。」
リ「…なるほど…。」
黒「そんじゃ、もうお開きにすっか。」
ネットを片付け、体育館を出ることにした。
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この辺で次行きます。
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作者名:夕凪空牙 | 作成日時:2018年2月24日 19時