一難去って 【all】 ページ7
｢お前って、何で師匠もライバルもいねぇのにA級なの？絶対ズルだろw｣
自分で努力して上がってきた。なのに何故こんな言われようなのか。君の槍も我流だろう
｢おーい！寂しい女〜｣
名前さえ呼ばれない。君はいいね、迅さんに認められていて。まぁ私は迅さんに嫌い嫌われてるし、元よりボーダーに居場所など無いのだ
私がラウンジを歩いているだけで突っかかってくる
そんな彼らに私の声は聞こえているだろうか
『…ボーダー辞めたい、楽になりたい』
だが、そんなことを許されるはずもなく。ボーダー本部近くに大きなゲートが開いた
遅いとか、また何か言われるのが嫌で、嫌で仕方なくてネイバーのところへと急いで駆ける。
おい、お前！と後ろで私を引き止める声がする。どうせ何か言われるんだ、少し抵抗してもいいだろう
今回のネイバーは量はあったが、雑魚ばかり。
戻ろうとすると、基地の方から1つ、明るい光が私に飛んでくる。きっとスナイパーの悪戯だろう。だが今の私はそんなことに付き合ってられるほど暇ではない
『え、？』
避けたつもりがトリガーに当たった。
換装体が解け、生身に戻される
そして死角から飛んできた光
久しぶりに呼ばれる、いや、叫ばれたA
私の体は貫かれた
｢ごめん、ごめんA！！｣
ここはきっと病院なのだろう。ピッ、ピッ、と規則正しい音が聞こえる。これでしか判断できないのは、いつもとは違う彼らのせいだ
『…前が見えないです』
｢生きててよかった…ごめんな｣
ぐずぐずと涙ぐむ音で溢れる。私を抱きしめていたのは当馬さんだった。きっと私のトリガーを破壊した張本人だろう
彼らの話を聞く限り、今までの対応は彼らなりの愛情表現なんだと。様々なツッコミを入れたいが、いまの彼らには何を言ってもダメージを負わせるだけだ
『はぁ…別に怒ってはないです。でもこれからの行動派改めてください！』
｢ありがと、A、、ごめっ｣
また泣き始めてしまった。擦り寄ってくる彼らを慰めていると、ガラッと急いで扉を開いた音がした
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クロノト(プロフ) - 二宮さんの何か…うん…切ないなぁ… (2022年11月28日 21時) (
レス) @page1 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
999(プロフ) - うるさん» ご指摘ありがとうございます！ (2020年10月6日 10時) (レス) id: 94bfdd89bb (このIDを非表示/違反報告)
うる - 《名前》だけじゃなく《(名前)》とうたないと変換されませんよ。 (2020年10月4日 9時) (レス) id: 716e0cb5ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：999 | 作成日時：2020年9月15日 22時
