生活音となる 【菊地原士郎】 ページ2
うるさい。今日もその一言に尽きる。その中でも飛び抜けてうるさいのが
『おー!菊地原おはよー』
「うるさいな」
隣の席のA。こいつはほんとにうるさい。黙れと言っても黙らないし、ネイバーに襲われそうになってもヘラヘラとしている馬鹿である
『菊地原ボーダーなんでしょ?放課後遊びに行こうよ』
「どうしてそんな思考になったの」
えへへと笑う彼女を睨んで、帰路に着いた。いつも通り本部へと向かって作戦会議をする
いつも通りな1日を過ごし、また学校が始まる
すると今日はとても静かに感じた。
周りは相変わらずうるさいはずなのに
「菊地原ー、今日A休みらしいぞー」
「…どうでもいいよ」
バカうるさいのが居ないだけだ。ストレスも貯まらないし、嬉しいはずなのに。
それなのに、何故寂しく感じるのだろう
放課後、
チームメイトに連絡を入れ、思うがままに行動した
本当の馬鹿はどちらだろうか
『え、菊地原来てくれたの?!風邪うつるよ?』
「うるさい!病人は黙って寝てなよ」
(…彼女がいることがもはや日常だ)
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クロノト(プロフ) - 二宮さんの何か…うん…切ないなぁ… (2022年11月28日 21時) (レス) @page1 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
999(プロフ) - うるさん» ご指摘ありがとうございます! (2020年10月6日 10時) (レス) id: 94bfdd89bb (このIDを非表示/違反報告)
うる - 《名前》だけじゃなく《(名前)》とうたないと変換されませんよ。 (2020年10月4日 9時) (レス) id: 716e0cb5ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:999 | 作成日時:2020年9月15日 22時