私の存在が何（過去編 ページ39
ベッドで安静していると
ドアが乱暴に開けられた
『っ！？ちょ、え、はっ…なんで…』
同期組と1つ下の紅野が現れたのだ
紅野「A姉さん…！」
紫呉「A、大丈夫か！？」
『え、あ、うん…大丈夫…ってか、なんで此処に』
はとり「血相を変えた綾女が報告しにきたんだ」
『報告しに……っ！！そうだ、綾女…ありがとう』
綾女「大した事してないさ。あの時、保健室の先生が近くに
居たから応急処置が出来て良かったんだ」
紅野「放課後にでも、お見舞い行こうって話をしてて」
はとり「渡すプリントと荷物もあったから序に…」
すると、Aの両目に涙が溜まる
『ご、ごめん…こうやって、駆け付けてくれるの…
お義母さんとお義兄さんしか居なくて…嬉しくて』
涙を拭い、顔を軽く叩く
紫呉「A…」
『ありがとう。皆…紅野も心配かけてゴメンね』
紅野「ううん。A姉さんが無事でよかった。
今日、退院…？」
『状態が良ければね』
紫呉「でも、動いて大丈夫なの？」
『大丈夫よ、これぐらい。帰ったら…時期当主の
"慊人ちゃん"の面倒を見ないといけないから』
綾女「タフだね」
『当主の晶さんに任されたからね』
退院する時間になるまで4人で楽しく話すAは
とても楽しそうだった。＿＿
『で、その1年後…小6の頃にウィッグを買って男装を始めて…
その約半年…夏頃に紫呉と付き合ったの』
透「そうなのですか！？」
『そう。紫呉から告白されてね…嬉しかったよ』
透「紫呉さんから…？」
『うん。花火大会があってね…あの草摩の家の屋根上で
綾女、紫呉、はとり、紅野と花火を見てて…その時にね』
透「わぁー！素敵です！」
『なんてタイミングで、って思ったけどね…？
で、中・高時代かな…中学校時代は本当に女子の標的に
なっててさ…卒業して髪をばっさり切ったの』＿＿
紅野「ただいま…って、A姉さん…！？どうしたの
その髪…！」
『んー…衝動的に切った』
紅野「何をそこまで…」
『女子って怖いよね、ってこと……紅野、私
生きていけるかな』
紅野「え？」
『んーん。何も……おっと、お邪魔は消えるよ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 455人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柚木葵(プロフ) - 黒灰白有無％さん» ありがとうございます✨もう1つの作品…あぁ、紅野オチの！！両作品を読んでいただきありがとうございます！更新速度が低速野郎ですが、気長にお待ちください💦 (8月16日 12時) (
レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - やっぱりとても面白くて大好きです！！読み返しに来たら話数も増えてて嬉しいし,フルバのもう人作品の方も読ませて頂きていたのですがまた雰囲気が違ってこちらも凄く好きです！！これからも応援してます.無理しない程度に頑張ってください！！！ (8月16日 8時) (レス) @page44 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - ゆりりんさん» ありがとうございます💦お気長にお待ちくださいm(_ _)m (6月22日 10時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 紫呉さん大好きなのでこれからも楽しみにしてます！更新待ってます！！ (6月22日 1時) (レス) @page43 id: 9b1afb3a44 (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - ワッフル魔神さん» ありがとうございます〜✨お気長にお待ち下さい💦 (2023年2月23日 21時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚木葵
| 作成日時：2021年11月7日 0時
