そう思っているのはアナタだけ…2【フルーツバスケット】

現役 ページ19

『そう言えば…ありさちゃん、その頃から
現役だったんだよね』


ありさ｢だなー…小5で族デビューだしな！｣
夾｢っ！？お前…そりゃバリバリ不良じゃんか…｣









日頃【ヤンキー】と呼んではいたものの…まさかそこまで
ガッツリ不良だったとは思わず夾は顔を若干青くする






透｢マスクをいつもしていましたねー｣

ありさ｢眉も薄くてスカートも長くてなー｣

咲｢あらいやだ…それは今もよありさ｣


ありさ｢そりゃそうだ！あはははは！！｣



由希/夾(何故そう明るい…)」





ありさ｢ま､当時はマジで尖ってたよ｡なんてーの？エサ貰って
ないライオンっての？まさに教師も親も手に負えない問題児
ってやつ｡【悪くなる】のは､なんであんなに簡単かね…｣



『なんでかねー…』
ありさ「だよなー！あははは！」








そしたら、由希と夾がふと、何かを思い出していた








夾「そういえやAも」


由希「黒マスクで眉を薄くてスカートも長くしてた時
…あったよね」


『あー…あったねぇ…あれはー…そう、あれだ！』









ありさは「あっ！」と思い出してAを見た








ありさ「今、思い出したけど！昔、今日子さんに会って
早々、更生したって言うあの藍色髪の女の子！？」


『会って早々更生……あ…当時、伝説って言われてた…




あの紅い蝶…？』









由希と夾は開いた口が塞がらなかった



何せ、お墓参りの時に聞いたことある別名…それは
紛れもなく



透の母親の今日子である








透「お母さんと知り合いだったのですか！？」

『会ったことあるのは随分、昔だから…そっか…あの人は
透ちゃんの母親だったんだ』








透の部屋で見た今日子の写真を思い出す









『全然、気づかなかったなぁ』


ありさ「アタシもちょくちょく聞いてたんだー。
「なんか不思議な人だった」って言ってたからさ」








昔のことを話し、由希と夾は次元が違うと再認識して頭を
抱えた









『いやぁ、あの時はストレスと怒りの爆発でグレちゃった』
夾「なっちゃた、じゃねぇよ！？」



『綾女曰く「A君は本当にキレると手に負えないさ！まさに仏の顔も3度まで、だね！」…って』



由希「(本気でキレたら手に負えない…)」
夾「(怒りを暴走しないように制御しているのか…)」







Aに喧嘩とか縁がないと思っていたが…結構あるらしく


キレたら潑春と同等になるのではないかと由希と夾は
思っていた

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