私は…皆と一緒に居たい…6【フルーツバスケット】

とんでもないヤツ ページ10

課題テストの返却の最終日がきた




『透、今回は大丈夫…だった？』
透「Aちゃん…！！はい！大丈夫です！」




透は前回、赤点を1つ取ってしまい
そのまま熱を出した記録がある


そして、また…モブで煩いのが現れた




『また来た…』

「本田さん！アナタ、本当にカンニングしたでしょ！」
透「ですから、私は…カンニングなんて…」




課題テストの返却の初日からクラスメイトの女が
透はカンニングしたと変な事を言う




「カンニングしたに決まってる！不正するなんて最低ね！」
ありさ「おい、透がそんな事をするワケないだろ」

『それに、透は由希に解らないところを聞いて
教えてもらってるんだから』



「それだからって何？いつもギリギリのラインなのに？」

『透は普通に頑張ってんの…！アンタ、透の努力見てないで
そんなこと言えるのかよ』




Aは拳をあげようとしたら夾に止められた





夾「カンニングを疑うぐらい、アイツの教えが良いって
ことだろ…透は不正するような女じゃねぇよ」


「誰が信じる者ですか！本田さん、次カンニングしたら
白木先生に言いつけますからね！！」


透「そ、そんな…！！」




女は教室を去ってイヤな空気が漂っていた




『んだよアイツ…』
夾「大変な時期になんだ…」

ありさ「締めていいか？」
咲「駄目よありさ…停学くらうわ…」


『透がカンニングするなんてないし………っ？』




Aは落ちてある紙を拾った




『……あ』





昼休み





『透、次の小テスト全部間違えて』
透「え"ぇ？！な、何故ですか？！」

『良いから、私が言った通りにして…詳しいことは
帰りなが話すよ』

透「そうですか…」






Aはどこか勝ち取った顔をしていた






透「…っえ？で、でもそのような事って…」
『大丈夫、事前に先生に言うから』

透「でも、どうしてそこまで…」

『なんか…こういう事って、最後になりそうじゃん？
それなら私がドガーンと1発やってやろうかなって』

透「最後…ですか？」

『うん…今後、こんな事ないと思うし』







そして、小テストの日





白木「よしっ、採点終わったから取りにこーい」






ありさ「透、満点か？」
透「はい、満点です！！」



「な、なんで…私0点なの…？！」



『カンニングご苦労様』
「っな…！き、霧山さん！」





何処か冷たさを感じるAが現れた





「カンニングって…一体何を言ってるのよ！」

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