ゆっくり ページ41
綾女「とりさんおはよう!」
紫呉「悪かったねぇ、起こしちゃって」
綾女「静かにしていようとは思っていたのだけれどね!」
はとり「(あー煩い……)で?お前なんで此処にいるんだ?」
綾女「え?」
綾女「本家に行ったらとりさんは皆と一緒に別荘へ行ったと
お手伝いさん(53歳)からきいたので、ならばボクも
ご一緒したくて出向いた次第さ!無論、車で快適無敵!」
由希「(コイツ…)」
夾「(はとりの前じゃあっさり喋りやがって…!!)」
はとり「…由希…夾。お前ら今日は本田くんを連れて湖に
行くんじゃなかったのか?」
はとりの指摘で本来の目的を思い出した2人は、「あ」と声を
漏らす。
綾女「え?そうなのかい?ならばサッサと行きたまえ!
何をチンタラ足止めしてるか知らないが…女性をエスコート
するならばもっとスマートにやらねばいけないよ!」
「やれやれ」と呆れる綾女に対し、2人の心は珍しくも
同調していた
由希/夾「[貴様のせいだろ]」
透「あ、あ、あ、あのではその、私達は湖へ行かせて頂きますです
はい!」
透は2人の沸点がMAXになる前にと慌てて背中を押して
別荘を後にした。
紫呉「あーや、絶対「ついてく」って言うと思ったのに」
綾女「何を言うぐれさん。ボクはそこまでヤボではないさ!
それに久しぶりに4人揃ってゆっくりできるのだしね!」
綾女「夜は長い…今日は眠らせないよ…ぐれさん」
紫呉「あーや、光栄だね…今夜、君と同じ夢が見られるなんて」
紫呉/綾女「よし!!」
はとり「お前らも飽きないな…」
『全くだよ…』
長年の付き合い故かすっかりこのやり取りに慣れたはとりは
再び小さくため息をつき
とりあえず眠気覚ましに珈琲でも入れようかと立ち上がる
綾女「おおっと、とりさん!お茶ならば、このボクが入れて
あげるとも!Aとぐれさんの分も今日は特別に入れて
差し上げよう!」
紫呉「えっ、ホント?あーやのお茶飲むなんて何年ぶりだろ」
『もう数年は経ってるよね…ありがとうね、綾女』
綾女「ありがたく思いたまえ!このボクが入れたお茶を
飲めるのは、とりさん以外で2人だけなんだからね!」
紫呉「2人のうち1人は慊人さんとして…」
『もう1人って由希のこと?』
綾女「ノンノン!由希は入れても飲んでくれないのさ!
悲しいね!」
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柚木葵(プロフ) - koyuki_ko_deriaさん» ありがとう!以外に紫呉オチって難しい…! (2021年10月25日 21時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
koyuki_ko_deria(プロフ) - とても素敵な作品で更新楽しみにしてます!紫呉好きなので嬉しいです!次も気長に待ってます! (2021年10月25日 19時) (レス) id: 1b6b08f5ef (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 白瀬さん» ありがとうございますm(__)mお気長にお待ち下さい! (2021年10月6日 20時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - しぐれすごく好きなので、この小説があって良かったです!!しぐれとの絡みもあってすごくウホウホですwwwwww次楽しみにしてます! (2021年10月6日 16時) (レス) @page21 id: c2d78d0b53 (このIDを非表示/違反報告)
月岩炎(ほむら)(プロフ) - 柚木葵さん» 自分のペースで更新を進めてください!私も更新頑張ります!最近忙しいので遅れるかも(汗) (2021年9月5日 13時) (レス) id: 61aa20e41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚木葵 | 作成日時:2021年9月5日 2時