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一安心 ページ14

紫呉「よく寝てる…軽めの発作で
済んだみたいだね。

『熱はあるけど大丈夫だよ』
透「よかったです…!」




ようやく少し落ち着いた由希に
透はホッと胸をなで下ろした。





紫呉「悪かったね、透くん…今からでも学校に
戻っていいよ?」

透「いいえ…!」
『…病気を放ってまでして行きたくない?』


透「は、はい…学校にちゃんと通うってお母さんと
約束しましたど、今は草摩くんの方が大切です…お母さんも
きっとそうだと言ってくれます…それに…それに、風邪は
怖いんです。バカにしてはいけないんです」

夾「……」





紫呉「それじゃ、ひとつ僕が学校まで荷物を
取りに行ってきますか」

『はっ…?』
透「わざわざ申し訳ないです」

紫呉「いいのいいの。気にしないで。夾くんは
はーさんに連絡入れといて」

夾「はぁ!?なんで俺がそんな事…!」

紫呉「はーさん、最近ピリピリしてるから気をつけて」

『今、一族中がインフルエンザに
かかっちゃったらしくてね』

夾「いや、だから!」






ボン!と潑春は元の姿に戻り





潑春「俺が電話する」
透「わああああ!!!!!」

潑春「電話どこだっけ」
夾「素っ裸で歩くな!みっともねぇ!!」

『服着ろ、春!』




素っ裸の状態で部屋を出ていった
思わず透は見ないようにと顔を背ける




紫呉「じゃあ、僕も行ってくるよ。由希くん頼んだからね」
透「あ、はい…よろしくお願いします!」





鼻歌を歌いながら出かけていった紫呉に
「本当に思いやりのある人だな…」と感動していた…が




実は紫呉の脳内は女子高生でいっぱいだった




こ、これは一生知らなくていい事だろう…



紫呉を見送り、透達は氷枕とタオルを取りに下へ
降りてくると、夾が潑春の首に腕を回していた






夾「知らねぇ間に【ホワイト春】に戻ってやがるし!!」


『あれ、ブラックになってたの…?』
潑春「あー…うん」




Aは何故ブラック春になったか知らない






潑春「由希は…?」

透「寝てらっしゃいますよ。私は氷枕をつくりにきました!」

『私はタオルを取りに』
潑春「寝込み襲うなよ。夾」


夾「するかボケッ!そんな小狡い手ぇ使って
勝って何の意味がある!俺は正々堂々立ち
向かって勝利を手にする!!」



『おーおー、頑張れ頑張れ』

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柚木葵(プロフ) - koyuki_ko_deriaさん» ありがとう!以外に紫呉オチって難しい…! (2021年10月25日 21時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
koyuki_ko_deria(プロフ) - とても素敵な作品で更新楽しみにしてます!紫呉好きなので嬉しいです!次も気長に待ってます! (2021年10月25日 19時) (レス) id: 1b6b08f5ef (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 白瀬さん» ありがとうございますm(__)mお気長にお待ち下さい! (2021年10月6日 20時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - しぐれすごく好きなので、この小説があって良かったです!!しぐれとの絡みもあってすごくウホウホですwwwwww次楽しみにしてます! (2021年10月6日 16時) (レス) @page21 id: c2d78d0b53 (このIDを非表示/違反報告)
月岩炎(ほむら)(プロフ) - 柚木葵さん» 自分のペースで更新を進めてください!私も更新頑張ります!最近忙しいので遅れるかも(汗) (2021年9月5日 13時) (レス) id: 61aa20e41a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚木葵 | 作成日時:2021年9月5日 2時

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