私は皆と一緒に居たい…【フルーツバスケット】

大切に ページ35

『秋の限定パフェ…』

店長「もうwwwこらこら
甘党なのは良いけど仕事してねー」




客の出入りが少なくなってAは
メニュー表をペラペラと見ていた




『メニューが豪華過ぎる…』
店長「高価値に見える程なのね…」(汗)





そう話していると「お止めください！」と
ホールの人が声をあげた

Aが行くと





『あぁ…(これは…問題児か)』





兎に角、お行儀の悪い客だった

本のカバーがコルク代わりにされて
カバーがフヤケていたり

本が濡れていたり…汚れがついてたり
少し破けてたり






『お客様、本店の迷惑行為になります…
どうか、速やかにお帰り下さい』




本を回収してホールの人に手渡しして
相手をする





「んだよお前、アルバイターが何偉そうな
ことしてんだよ」

「そｫうよ！生意気よ！！」


『本を大切にしないアナタ方の方が生意気です｡
それに、他のお客様にも迷惑になります…』


「私達の何処が迷惑なのよ！」

『お気付きにならないのは可笑しいですね…？
有り得ない程バカでかい声を出してお喋りして
いましたのに』





Aの顔は笑っていもいない
怒りのゲージがグングングンとあがる





『本を傷めた分罰金…640円、1800円、450円
750円1600円…合計金額5240円になります。
払えますか？』

「偉そうに仕切ってんじゃねぇぞ…！」

『何処が偉そうなんですか…』




怒りを鎮めようと握ってる拳が震えてきた




『読書好きにしたら不愉快です』
「調子乗ってんじゃねぇ！！」




拳がAに向かって振り下ろそうとした





パシッ




『…っえ？』

「なっ…」
？「彼女の言う通りだ…」




片手で相手の拳を受け止めた




『く、紅野…さん』
紅野「周りの人の目線を気にしないのか」





紅野が言うと周りの人はガン飛ばしていた





「ﾁｯ…不愉快だ！！帰る！」
「あっ！ちょっとぉー！！」





問題客は外に出てったのだ





『あ、ありがとう…ございました』
紅野「怪我は…？」

『あ、はい…ですが、本が…』





Aはダメになった本を見る





『簡単な修復は出来るのですが…お店に出せないです
捨てるしか…』

紅野「それなら、俺が貰って良いですか？」

『…っえ？良いですけど…でも何故』
紅野「暇潰しに良いかと」

『そ、そうですか…分かりました。修復してきますね』





Aはカウンターの奥に行ったのだ

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