逃げ出した ページ4
『ただいま戻って来ました』
「遅いじゃないか、今まで何をしていたんだ」
『すみません…』
夕飯を作り終えて、父方の家に帰って来た
父はAが4歳の頃に…
勝手に蒸発してそれ以来姿を現さなくなって
『あ、お父さん…』
「誰がお前の父親だ…俺に寄って来るな
アイツに似て吐き気がする」
まさか、此処に居て
もう、娘とは思ってくれてもなかった
「ご飯は冷蔵庫の中にあるからレンチンして食べてね」
『はい、ありがとうございます…』
元父親の妹さんと部屋を共有して使っているが…
2割のスペースしかない
「アンタまだこの家にいるつもり？」
『すみません…』
「謝るんだったら早くお金稼いでくれる？」
『……はい』
遠回しで出て行けと言う妹さん…
『(独身のお前が何を言ってるんだ…)』と思うAは
既に纏めている荷物を自分の傍に置いた
『(大丈夫…大丈夫…)』
だが、もうその大丈夫はなくなった
「私がなんで我慢しないといけないのか分からないわ。
赤の他人と私の部屋を共有しろなんて」
『………っ』
糸がプツンっと切れた感じがして
Aは荷物を持って家を出た
遠く走って、走って…走って…気が付けば…
『あ、あれ…何処…此処』
山の中に入ってしまい、山奥に来てしまった
暗い中、歩くのは危険だと思って立ち止まった
『何してんだろ…自分…』
？「おい」
『…っ！！』
後ろから声がして振り返ると
見覚えのあるオレンジ髪の人が居た
『きょ、夾くん…な、何で此処に？』
夾「それはコッチの台詞だ」
腕を掴まれてスタスタと歩く
『え、ちょ、何処に連れて行く気…？』
そう言ってると1度来た家に帰って来た
ガラガラっと開けると透がやって来た
透「Aちゃん！」
『と、透…な、なんで…』
由希「ちょうど霧山さんの事で話してたんだよ」
『私の事で…？』
紫呉「そうそう。でもナイスタイミングだねぇー」
夾「山奥で突っ立ってたんだよ」
透「道に迷ってたのですか？！」
『いや、ちゃんと帰れたよ…だけど……』
『逃げてきたの…霧山家じゃ…いつか過労死ラインに入りそう
だったから…透ん家のオジイさんのところに行くよ…』
透「え、ですが…」
『うん、大丈夫…』
そう言った時
紫呉｢じゃあ､荷物上に持って行くね？｣
『…っえ？』
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柚木葵(プロフ) - 美憂さん» なぬっ、名前変換出来ていないだと？！確認するのであります！(( (2021年12月10日 10時) (
レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
美憂(プロフ) - 紅野もいいですよね。あっ、 所々名前変換出来てません。確認お願いします！！ (2021年12月10日 7時) (レス) id: 35846edb09 (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 美憂さん» 分かるなぁ…ボクは紅野推しだお (2021年12月8日 10時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
美憂(プロフ) - フルーツバスケット、今めっちゃハマってるアニメです！私は夾くん推しwww (2021年12月8日 6時) (レス) @page5 id: 35846edb09 (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - まままさん» 気にしないで下さい！続編もありますので！ (2021年8月23日 15時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚木葵
| 作成日時：2021年8月14日 13時
