会っても、変われただろうか…5【呪術廻戦】【名探偵コナン】

中岡 ページ9

佐藤「スピリッツの内定取り消しの
話になった時…」








佐藤によると、彼は笑い飛ばすように言ったと…









＿＿＿＿＿＿中岡「とんだ見当違いだ、スピリッツに
感謝こそしてる…恨んじゃいねぇよ」＿＿＿＿＿









何やらマスコミも知らない事実では


スピリッツが内定取り消しにしたのではなく
中岡から申し出たらしく




バイクで事故った後も、スピリッツは手術代もリハビリの
費用も出してくれて



さらには左足は完全に戻らなかったけれど
契約してもいいって言ってくれたらしい









『なんで中岡さんはJリーガーにならなかったの…？』
佐藤「もちろん、その話についても聞いたわ」









彼は自分のプライドがそれを許さなかった…と
佐藤や高木に話したらしい




90分間ピッチに立ち続けれない人間にサッカーを
やる資格はない…って










『(プライド、かぁ…)』









それくらいで辞めるほどの程度だった、じゃなくて…
プロとしての意識とかもあるのかと思った










高木「スピリッツには確認済みです」

佐藤「それと、バイト先の店長からこれを
預かってきました」










佐藤が机に置いたのは1枚の写真で



そこに写ってるのは中岡だった










佐藤「彼が南米から送ってきた写真のようです」


小五郎「うーん、山村警部からの話だと大分イメージが
違うな…」








サッカーボールを持った男の子達と一緒に
楽しそうな笑みを浮かべている中岡




裏には【店長。やっぱりオレ、サッカーやめられねぇや】
という文字が書かれている








『スタジアムを爆破するような人には思えないけどなぁ…』


小五郎「人は見かけに寄らず…案外子供好き、サッカー好きの
良い奴なのかもしれませんな」









見た目で判断するのは良くないもんだ



子供達と一緒にこんな優しそうな笑顔を浮かべるような
人だとは思ってなかった











『…コナン？』








考えるように下を向きながら真剣そうな顔つきだった
コナンの顔を覗き込むと




彼はちらりとAの方を見た









『どうかした？』
コナン「……いや、別に」










顔を反らしたら「…あ、そういえば」とコナンが呟いた









『ん？』
コナン「…なんでもない」










Aは家に帰り、軋むベッドに座る











『リオ、餌置いとくね』








スマホを開くと任務のことでメッセが送られている








『今日はもう寝ますか』

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