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真実 ページ12

中岡「嘘だ…っ!毛利小五郎とサポーター達が
人を助けようとしてたなんて
そんなの嘘だ!」








真実を伝えれば、彼は自分に言い聞かせるように
嘘だと嘆く







…嘘じゃない、と告げたって彼は言葉を飲み込もうとは
してくれなかった








中岡「そんな作り話に騙されっかよ!」









中岡が出したのは爆弾のスイッチで微かに余裕のなさそうな
笑みを浮かべている








コナン「よせ!そんなことしたって、知史くんが
悲しむだけだぞ!」


中岡「悪いが、もう後戻りは出来ねーんだよ」


コナン「やめろ…っ!!」









コナンの言葉は虚しくも響いただけ




大きく爆発音がコナンの声をかき消し
スタジアムを崩し始めた








中岡「これで爆弾を止める方法は1つしかなくなった
電光掲示板を見てみな…今となっちゃ無意味だが
ストライカーへの試練としてこれから1分おきに爆破が
繰り返される仕掛けになっている」







中岡の背後にある電光掲示板には3分40秒と
表示されている






…つまり、次の爆破は3分を切った時





歯を食いしばる2人にさらなる嫌な言葉が飛び込んできた









中岡「小僧、お前の推理には1つだけ大きな間違いがある」
コナン「まさか、此処じゃないのか…!?」








目を見開いたコナンにさっきまでの動揺を無くした中岡が
口元に笑みすら浮かべながらも話す





ここは脅迫状に書かれたスタジアムに含まれていないこと




あの時点ではこの東都スタジアムには爆弾は仕掛けて
いなかったこと





此処は10番目ではなく【11番目】のスタジアムだってこと









『じゃあ、10番目のスタジアムは……国立競技場…!?』









頭に浮かんだのは国立競技場に居る蘭と園子と…
試合を見に行った高専の生徒ズの姿だった




 



コナン「だから…だから、ゲーム終了後35分間は爆弾操作を
禁じるって…!あれは国立の爆弾を見つけさせないため
だったのか…!」


中岡「そう、国立の爆弾はこの鞄の起爆装置と連動する
仕掛けになっている」








彼が目線を向けたのは足元にある鞄で中には
爆弾が詰め込まれている









中岡「爆発は俺が国立でゴールを決めたゲーム終了4分前
人生の全てを掛けた聖地だからこそ俺の人生の終わりと共に
消滅させると決めたんだ!」








そんな中岡の言葉の直後、電光掲示板の時間は3分を切り
また大きな爆発が起こった

爆破→←東都スタジアム



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るぅちゃみ(プロフ) - 更新楽しみにしています(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠) (3月28日 16時) (レス) @page35 id: 70950edfd3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚木葵 | 作成日時:2024年3月19日 16時

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