毛利家の長女は…紺碧の棺【名探偵コナン】

トレジャーハンター ページ20

その頃、昴さんとコナンは
外で丸太を斧で割っている
美馬さんに話し掛けていた。



コナン「おじさん！」
美馬「ん、何だね？」

昴「あのハンター達、どうして観光館から
カットラスとピストルなんかを盗み出した事
なんですけど…」

コナン「トレジャーハンターだったら目的は
宝探しのはずでしょ？」

昴「なのに、あんな物を盗み出したって事は…
それが宝を見つけるのに必要な物だったんじゃ
ありませんか？」

美馬「……」





美馬さんは、斧で薪を割っていたが
手を止めコナンと昴さんの話しを聞いた





コナン「だから、あの人達もう宝の隠し場所に向かってると思うんだ。おじさん、何処だか
知らない？」

美馬「…どうしてそれをワシなんかに
聞くんだ？」

昴「もしかして、美馬さん…」

コナン「トレジャーハンターだったんじゃ
ない？」
　
美馬「…仮に、ワシがトレジャーハンター
だったとしても…宝のありか知っているとは
限らないのじゃないのかね？」




コナン「昨日、おじさん言ってたじゃない。
『ハイエナは獲物のないところには集まらんよ…狙い通りの獲物とは限らんがな』てね」

昴「『ねらいどおりの獲物とは限らない』って
事は…隠されている物が何か知っているって事
ですよね？」





美馬さんは立ち上がり家の中に入って行く




美馬「…来なさい」



＿＿＿＿＿

子供達が部屋で最後の謎を解いている時…
美馬さんを見かけて
付いて行ったのだった。

部屋にはたくさんの本に地図。
いかにもトレジャーハンターって感じの部屋


光彦「おじさん、トレジャーハンター
だったんですか？」

美馬「あぁ、若い頃はな…アンとメアリの宝を 探す為にこの島に来た…そして
居ついちまったって訳だ…島の女に惚れて
結婚し、漁師を始めた」



美馬さんは机の引き出しから地図を出した



美馬「300年前のものだ」
昴「っ！？」


コナンはポケットからスタンプカードを出して
300年前の地図に書いてある数と同じだった。



コナン「…この地図が元になってるんだ」

美馬「そういう事だ…観光課長の岩永が、
これと同じ古地図を元に作ったのさ…
まだ誰も解いた物がいない暗号だからな」

昴「300年前に考えられたんですね…
それもアン・ボニーによって」

美馬「あぁ…」

光彦「それじゃ、もしかして…これを解けば
ホントのお宝が…！」

美馬「…そうなるな」
少年探偵団「わぁ〜！！！」

ジョリー・ロジャー→←絶体絶命…？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す