子守唄 ページ23
花の街
『ふぅ…これぐらいかしら…』
買い出しが終わったAは
逆さま祭り会場があった場所のベンチに座る
『これで足りるかな…』
と、呟いていると
？「あら、Aちゃんじゃない！」
『ん？あ、ラドルフさん』
いつもお世話になっている雑貨屋の女性社員
ラドルフ「今日は学校休みなの？」
『いえ、学校の買い出しで…』
ラドルフ「あら、そうなの。ちょっと時間ある？」
『えぇ。何か用で？』
ラドルフ「今日、仕入れたモノが届くのよ。それを
運ばなくちゃならないから…この子を少しの間見てて」
『え？』
と、渡されたのはスヤスヤと眠る赤子だった
『あ、赤子の……子守り…？！』
ラドルフ「1時間は寝てるの。起きたら離乳食を食べさせてね
じゃ、行ってくるわー！」
『あ、ちょっ、ラドルフさん…！』
赤子の子守りを任され、戸惑う
『だ、抱っこの仕方これで、あってるの…？』
片手で横に抱き、トントンと背中を軽く叩く
赤子「…っ、…ううんっ……」
『あ、お、起きた…？』
赤子「う、ううんっ…ううっ、うえええぇぇぇん！」
『ギャッ…！？』
起きて早々、大号泣
『よ、よしよーし、お母さんは仕事のことで居ないから
ちょっと待ってね〜。離乳食、食べる…？』
赤子「びゃあぁぁぁぁぁあ！！」
赤子は離乳食の瓶を叩いた
『り、離乳食は要らないと…だ、大丈夫だよ〜！』
アタフタしていると、通りすがりのお婆さんに
「子守唄を歌ってあげると良い」と言われた
『こ、子守唄…？』
お婆さん「あぁ。赤ん坊を落ち着かせるには子守唄」
『子守唄って言われても…私、子守唄をあまり知らない…』
赤子「うぎゃぁぁぁぁあ！」
『えっと、えっと…子守唄、子守唄…ね、眠…あ、温かな…
揺りかご……なんだっけ、歌詞が出てこない』
記憶を頼りに思い出そうとしても
リズムは思い出せるのに歌詞が思い出せない
『………〜♪』
深呼吸をして、鼻歌をする
『…〜〜♪』
赤子「オギャァァ！オギャ、おぉ…うぅ………」
『〜〜♪』
お婆さん「ほれ、落ち着いただろう？」
『お、落ち着いた…はぁ、どうなるかと思った…』
数分後、ラドルフが戻ってきて
子守りを終えてノーブルベルカレッジに戻ったのだった
『何の歌だったんだろ…』
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狼龍雪 - 裏話ありがとうございます！めっちゃ面白かったですヾ(o≧∀≦o)ﾉﾞ (10月22日 10時) (
レス) id: 342bdbf996 (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 狼龍雪さん» 分かりました。…って、ことで、僕の妄想で書きました！ (10月22日 0時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
狼龍雪 - めっちゃ気になります！裏話書けたら書いてください🙇 (10月21日 10時) (レス) id: 342bdbf996 (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 狼龍雪さん» あ、気になりますか…？裏話を書いても書かなくてもいいかなぁ、って作者は思ってたけど…書いた方がいいのかな？ (10月20日 23時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
狼龍雪 - 恋の行方でエルとロロは何を話していたんですか？ (10月20日 22時) (レス) @page31 id: 342bdbf996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚木葵
| 作成日時：2023年10月10日 17時
