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ガーゴイルの頼み ページ5

ガーゴイル「でも、皆は……もっと
強いモノで出来ている……ロロのこと……
頼ん、だ……よ……」







『が、ガーゴイル…!』








ガーゴイルは目を瞑り、動かなくなってしまった








アズール「魔力を吸われて、ただのガーゴイルに
なってしまったんですね」


イデア「……魔力で動いていたガーゴイル氏にとっては
少し力が失われただけでも致命傷だろうからね」


マレウス「……ガーゴイルは最後までフランムのことを
心配していた。あの男の所為で、このような目に遭ったにも
拘わらず…」








マレウスに沈黙が続く








イデア「マレウス氏…大丈夫?その…ガーゴイルだけど…」








魔力を吸われて動かなくなったってことは

動き出したきっかけは、救いの鐘の魔力を
浴び続けていたことって可能性が高い








イデア「置いて行くのは辛いかもしれないけど、今は…」


マレウス「……分かっている。今僕に出来ることは先に進み
救いの鐘を鳴らすことだと言いたいのだろう?」


イデア「……そう」




マレウス「……少しだけ待っていてくれ、ガーゴイルよ。
すぐに救いの鐘を鳴らして、お前も他の仲間のガーゴイルも
全て元に戻してやる。その為に…僕はロロ・フランムを
必ずこの手で討つ!」








マレウスに火が付いた








アズール「Aさん、大丈夫ですか…?」







さっきから俯いたA







『……また、助けれなかった…のか?なぜ、離れて行く……
なぜ、いつも助けれない…』









Aは手をギュッと強く握り前を向く










『もう、同じ轍は踏まない…』









そう言って、最上階に登った










アズール「夜でも救いの鐘は目立ちますね。月明かりを
反射して光っている」



イデア「あれを鳴らして紅蓮の花を消せばゲームクリア。
こんな厄介な緊急クエスト共おさらばですわ」



マレウス「あぁ。だが、その前に…」
『この宴の主催者に、挨拶しなくちゃね』







すると、鐘の奥からコツコツと靴音を鳴らして現れたのは








?「ふん。とうとう此処まで辿り着くとは
お前達のような悪党程しぶとく世間にのさばる
嘆かわしいことだよ」





アズール「やはり出ましたね…ロロ・フランム」

イデア「今の聞きました?1番の悪党が何かぼさいてますぞ」

マレウス「良い夜だな、フランムよ」

『勝手に押しかけてしまったかしら?私達を地下に
落としたのは、てっきり手違いかと思ったわ』

挨拶がてらに→←最上階に続く階段



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狼龍雪 - 裏話ありがとうございます!めっちゃ面白かったですヾ(o≧∀≦o)ノ゙ (10月22日 10時) (レス) id: 342bdbf996 (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 狼龍雪さん» 分かりました。…って、ことで、僕の妄想で書きました! (10月22日 0時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
狼龍雪 - めっちゃ気になります!裏話書けたら書いてください🙇 (10月21日 10時) (レス) id: 342bdbf996 (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 狼龍雪さん» あ、気になりますか…?裏話を書いても書かなくてもいいかなぁ、って作者は思ってたけど…書いた方がいいのかな? (10月20日 23時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
狼龍雪 - 恋の行方でエルとロロは何を話していたんですか? (10月20日 22時) (レス) @page31 id: 342bdbf996 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚木葵 | 作成日時:2023年10月10日 17時

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