検索窓
今日:19 hit、昨日:76 hit、合計:68,964 hit

呪力の持ち主 ページ8

五条「呪力底なしか?だだ漏れなの
どうかしろよ」




『呪力…?私が?』








美鈴に呪力があると



今、判明した








五条「術式、持ってない側なのに呪力が豊富って
どうなんだって思ってたけど…」


『え?ゴミって言いたいのかな?』



五条「そこまで言ってないだろカス」
『じゃあ何よ』



五条「よく呪霊や呪詛師に狙われなかったなって
言ってんだよ」


『なにそれ…?』










チンプンカンプンな美鈴に五条は溜息をついた










五条「そうだな…相手はお前に近付くだけでも
呪力の豊富さで息苦しい…所謂、結界みたいなもんだ」


『なる…ほど…?』


五条「で、美鈴が守り神に近い役割を持ってんだよ」




『守神?私が…?』
五条「あぁ。その呪力のお陰でな」









と、歩きながら説明をする










五条「故郷で呪霊とかの被害がないのは、結界…
お前の呪力で故郷が広範囲で守られてたってワケだ」


『…ってことは、今…故郷から離れてるから
被害があるんじゃ…』


五条「いや、それはない」
『…っえ?』








万が一を想定していたら即答されて拍子抜け







五条「故郷にお前の私物や血液が散らばっていれば
被害はない。物や物質に呪力は篭りやすいからな」


『あー、それなら大丈夫そうだね。東西南北に
私の私物が管理されてるから結界だらけね』









肩を落として安心した美鈴だった










『でもなんで…さっきのは?』


五条「呪いの強さや低さだろうな。地域と中心部じゃ
強さの比例が天秤の差」


『ってことは、あれは私より強かったってことね
アンタは私と居て大丈夫なの?』


五条「お前より俺の方が強いからな」
『あっそ』








五条のドヤァをスルーして帰ろうとする








五条「あ、おい!興味ないのかよ!」
『私には関係ないしね』








そう言いつつ、道端に裂いていた花を毟って
口に入れた








『グフゥッ……流石……報告報告』
五条「水仙って……おい!!今すぐ吐き出せ!!」









食べたのは水仙の花だった






※水仙の花は公園にも咲いてます

※毒性成分が全草に含まれてます

※30分以内に症状が出て、下手したら死に至ります

※葉がニラと似てるから注意

※悪い子も良い子も真似しないでね







五条「くだらねえ死に方すんな」


『大丈夫よ。私が死ぬ時は殺される時か
【特定の物を食べた】時だね』

異変→←主人と毒味役(夢主Side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
304人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 最高でした。ありがとうございます。 (2月27日 19時) (レス) @page46 id: c7d3164cef (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:柚木葵 | 作成日時:2023年12月17日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。