毒味役は日本に出張【呪術廻戦】【薬屋のひとりごと】 (ページ42)

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行こうかページ42

緑青館の裏から入って

皆に伝えることは伝えて

荷物を纏めた

猫猫「また、手紙出すからな」
『もう、年に何回か帰ってくるわよ』

猫猫「毒に沼るなよ」
『それは猫猫でしょ？』

そして、美鈴は…日本に帰ったのだった

呪術高等専門学校に着いたのは夕方頃

『你好〜、メイリンと申します。呼名は美鈴で
いいよ』

学生達と会って親睦を深めていた

真希「あのバカと付き合ってるってマジかよ」
『えぇ、まぁ…』

伏黒「何かあったら俺らに言ってください
絞めますので」

『ふふっ…流石、悟の受け持ちの生徒ね
発言がイカれてる』

五条「褒めてる？貶してる？」
『褒めてるよ』

で、大人組と会う

『いつも悟がお世話になっています〜』
夜蛾「いやいや、ウチの五条がお世話になりました」

五条「何してんだよ」

硝子「お婿に行く前のあれだな」
夏油「姑の何かかな？」

灰原「すげぇ美人！」
七海「五条さんには勿体無いですね」

五条「あ"ぁ？！」

伊地知「でも、珍しいですね…五条さんが一途とは」
新田「そうッスね」

五条「僕を何だと思ってんの」

まぁ、良好な関係に築いていた

『皆、優しい人ね…もう、個性的な人達』
五条「そう言うと思った」

『ね、当時に使ってた教室って？』
五条「此処を真っ直ぐ行って左に曲がったところ」

美鈴は学校探検をしていた

五条「此処が俺の席、で、傑と硝子」
『3人だったのね』

五条「まぁな。少数派だから、この業界」
『年中多忙って、そう言うことね』

と、流れるように椅子に座った

五条「って、なんで座ってるんだよ」
『此処で…授業？受けてたんだなーって』

五条「？」

『ほら、私は産まれて直に捨てられて花街で育ったからさ？
そのまま後宮で働いて、年季で辞めて、緑青館に戻って
妓女になって、そのまま大人になったからさ』

自分が失敗作と遠回しに言っているのか
少し、顔が曇っていた

『学び舎に行く暇なかったし…だから、悟は凄いなーって』

五条「そんなことないよ。美鈴は毒に詳しいから
薬の調薬も出来る…それは強いことじゃない？」

『まぁ、そうだけど…』

五条「妓女の仕事、芸もそれの1つじゃない？」
『えっ？』

五条「琴、琵琶、三味線、どれも学びから始まるでしょ？
美鈴はそれを学ぼうとしただけ」