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有難迷惑な差し入れ ページ37

白鈴「あら、帰っちゃうの?」
『仕事なんだから』








すると、やり手婆が白鈴を呼んだ
どうやら、客がお呼びらしい








『はい、いってらー』

やり手婆「それと、メイリン。女華と梅梅が
毒味してほしいってさ」

『今度は何を差し入れされたんだい…』









猫猫が不在の場合は美鈴が毒味役するみたいだ










『これが女華小姐ちゃんの差し入れ………ニオイは問題ない
あぁ…止めた方がいい』



やり手婆「まさか」



『毒じゃないけど、催眠剤だよ…女華小姐ちゃん
危ないところだったね』



『あと、梅梅小姐ちゃんの差し入れは……とんでもないね
猛毒だよ。毒植物を練り込ませてる』







まぁ、美鈴の鑑定結果が出て
差し入れした客が出禁になったのは数時間後のこと








『…っう、ウウッ!ウエッ、ヤベッ……流石にヤバイ……』
やり手婆「吐くなら裏路地で吐いてこい」


『そ、そうする…ッ…!!』
やり手婆「処理はちゃんとしろよ」








バッと立ち上がり、水バケツを持って走って裏路地に入った






呪いの様子を見に終えた五条が目撃したなんて
知らずに









『ウッ……ウエッ…ゲボォォ…!』









人気のないところで毒を吐く為に猫猫と作った薬を飲んで
水バケツに大量に吐き出した







『ふぅ……治まった……』








地面を掘って、水で薄まった吐瀉物を流し砂で埋めた








すると、走ってくる音がして振り返ると
五条が駆けつけていた









五条「大丈夫?毒を食べたって聞いたけど」
『大丈夫…全て吐き出したから身体に問題ないよ』


五条「痺れは?」
『痺れはある』


五条「あるのかよ!」







どうやら、手がピリピリと痺れているらしい







『まぁ、安心して?その客は出禁になるから』
五条「どう安心しろって言うの」








安心の基準が可笑しい







五条「狙われたのは?」
『梅梅小姐ちゃん』


五条「原因は?」


『まぁ、梅梅小姐ちゃんは緑青館のトップにも入るし…
お客様の執着心でしょうね』








今でいう、度が過ぎるメンヘラなどの類


欲しがる欲望で犯し、未遂で終わって逮捕
あり得る話だった







『で?呪いの方はどうなの?』



五条「言われた通り、あれは自然と発生したみたいだね
日本より少ないけど、厄介だから祓っておいた」


『言われてみれば…日本より呪霊の数は少ないわ』


五条「言い伝えの呪術はあるのにね」
『不思議ねー』

迎えに→←バレてた



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(プロフ) - 最高でした。ありがとうございます。 (2月27日 19時) (レス) @page46 id: c7d3164cef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚木葵 | 作成日時:2023年12月17日 23時

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