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姿 ページ17

宴の時







五条の本家と分家が集まった











『まだ室内で良かった…』
女中「外じゃやっていけないからねぇ」

『(私ら外でやってたんだよなぁ…)』








室内でも、隙間風とかあれば冷えるのだ









『うっそ、あの人…呪霊が憑いてる…』
女中頭「違うわよ。あれは収納の役目をする呪霊よ」


『収納の…?そんなのあるんですか』
女中「レアなケースだけどねぇー」

『へぇ……』








すると







女中「美鈴ちゃんは呪力が凄いって悟様から
聞いて、急遽そのブレスレットを用意したのよ」


『このブレスレットって…?』








宴が始まる前に女中頭から渡された水色のブレスレットを
ジマジマと見つめた








五条母「それは呪具の1種でね。呪力を抑えてくれる
お守りみたいなモノよ」


『お守り…?』


女中頭「だだ漏れしていた呪力を抑えてるのよ」
『あー…そう言えば、悟様に言われてたような…』












同時刻









五条「(面倒くせぇ…この宴)」








ご機嫌斜めな五条が会場に入ってきた









五条「(別に宴なんかしなくてもいいだろ…
終わったことだし。ジジイ共は酒ばっか)」








ムスッとしながら歩いていると










五条「………ん?」








女中の中に1人だけ違う衣装を着た後ろ姿の
女中に目が止まった









五条「あんな奴…居たっけ?」










一瞬、迷ったが…見覚えのある髪色と呪力で









五条「(あー、なんだ、アイツか)」










美鈴だと気付いた









五条「(確か、あの衣装は…アイツの母国のだろうな
日本じゃあり得ないし)」








本当に1人だけ浮いてるので分かりやすいのもある









五条「(ハッ、誂ってやろう)」









シメシメと嫌がらせしに行った五条











五条「おい、そこ邪魔」
『ん…?あぁ、ごめんなさい』









五条の声に気付いたのか、振り向いた









五条「……っえ?」
『……っ?悟様、何か…?』


五条「…………っあ。な、なんだ、美鈴か……
化粧で化けやすいんだな」


『前にも言いましたけど…今まで悟様が見ていた
私の顔は老けメイクしてた顔です。これが素顔ですよ』


五条「素顔で入ればいいじゃん」
『醜女で居る方が気が落ち着くんですよ』


五条「へぇ………」










『な、なに…』
五条「………お前、そんなに肉付きあったか?」




『…変態か?』
五条「バッ、チゲェーし!!」

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(プロフ) - 最高でした。ありがとうございます。 (2月27日 19時) (レス) @page46 id: c7d3164cef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚木葵 | 作成日時:2023年12月17日 23時

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